月光や寺門を叩く七日蝉黒の五分丈皺を伸ばして
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世俗主義への信仰の証とて時祷のように読むネット記事
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朝焼けの時間に合わせて起きてたらこれから 少しずつ多く寝られる
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炒飯についてくるスープくらいの惹きが最終的に残れば
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結局雨は降らなくて要らなくなった傘を蹴りながら歩く
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朝焼けの日ごとに違う輝きを 集めて一つにしたような愛
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胸がキュン あなたのことを考える なぜなぜなんで? 泣けてしまうね
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楽しくて幸せすぎて嬉しくて あなたのことがほんとうに好き
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ハイデガー、『存在と恋』だったっけ。君は魔物、僕はケダモノ。
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夏の夜の湿り気風に含まれる。水風船とソオダが欲しい。
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恋忍ぶ。忍びの恋は我に似る。想い募って、秋が来にけり。
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「ミッドサマー」呆れて怖さ半減す。ダメな男は早々と死す。
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ぐずる日々、想い返すは幼年時。今も昔も、自我だけ立派。
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玄関を開けたら秋が「こんばんは」。風も冷たく、夏よさよなら。
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落雷で電気が切れてデータ消えやる気も飛んで今日はもう寝る
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私利私欲 利己心なんて 捨てちまえ 他人を愛して 真心尽くせ
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愛のない 人生なんて やめとけよ 愛は甘くて 幸せの色
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明日からも 気の向くままに 人間と 草を愛する 人生続く
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植えるのが 遅かったので 成長は 残暑頼みに 祈るばかりに
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もう夏も 終わりになりて 虫が鳴く されどメロンは 未だに伸びる
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トマトやら キュウリも植えた 畑には メロン以外に 気の向くままに
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間違いで 植えてしまった カボチャさえ メロン畑で 恥じることなく
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メロンさえ 最初は小粒 段々と 大きくなって カラスが狙う
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われのみがひととはぐれて歩きだす初夏の光りの匂いのなかで
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夕闇の メロン畑で 我思う 神はメロンが 大好きなんだ
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メロンだと 思っていたが 実を見れば ゴーヤじゃないか 何してんだか
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夏の夜の劇薬みたいかき氷食べてる君の舌まっかっか
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今日までが 夏泳ぎかな葉月末 来年こそは 佳き人と行く
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もう好きじゃないけど、相変わらず君を目で追いかける僕は愛変わらず
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俺が死んでもおまえが死んでも秋は来るんだぜ、って笑いながら
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