Utakata
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ぬばたまのラクドスアグロかごめかごめ いのちの軽さ
焚
(
く
)
べていく音
4
春北風の夜どおし吹ゐて 過ぎ去れば 芽キャベツはみな処女うばはれき
1
街の野に拾われる女(ひと)とこの我と 二人してやがて詩人になれり
6
鹵獲せし
AK
砂漠 駆け慣れぬ新兵
人間工学
(
エルゴノミック
)
マウス
3
私達
(
wa.tash.tach.
)
の
閉音節
(
hei.on.sets.
)
まみれの日本語には字余り
くらい
(
krai.
)
が似合うみたいね
4
中国が世界へ放ったすかしっ屁、NEWコロナてふ細菌爆弾
2
現実とゲームの区別つかなくて手札事故などと名乗っている
2
久しぶり、お元気ですか、そうですか、それじゃまたねで死んでいく恋
5
悲喜劇的テキスト論ね。歌にとって私は詠み手だから、死んだの
4
お魚さん、当方、油ですけども、心あります。揚がってかない?
1
脳髄に立体をまだ飼っておらず愛しい騎士の乳を描けない
4
まっさらな気持ち 静かで怖くても 鱗が剥がれるような目覚め
3
答の一 その博愛も露悪さえ君のおもかげ映す孤独よ
(
#愛・悪・君で文を作ると性癖がバレる
)
1
きみは事故物件だけど私が三十年ローンで買ったげるから
1
水温み春の小川の畔にて セリの匂いの弁当広げぬ
1
こういう夜は二本目を吸ってもスリッパ・ロブスターの夢を見ない
3
君はまた息をしに帰ったんだ 海 うろこを
有
(
も
)
たぬおれは祈るのみ
8
遅起きの
零龍
(
ゼーロン
)
ギャスカ白く白く白く休学届 真白く
4
歌いかたを忘れた鳥の骸
再
(
ま
)
た さえずれ 俺も ししくしろ詠む
6
大丈夫だってあなたが笑うなら指をからめてどこへ飛び立つ
3
ひと絶えてしづまりかへるまひるまのひかりのなかのひなぎくの花
2
箸、茶碗、パンツ、靴下、一夜妻、百均たのしいシルバーライフ
1
都筑区のマンションの山眺めながら 昔の蛍の光が浮かび
1
泣いてない泣いてないまだ別にこのラーメンもなくなるわけじゃない
2
なんらかのバッドエンドのような日もむなしく海はかがやいている
7
「火の鳥」がそよりそよりと吹き送る NEWコロナてふ細菌兵器
1
いいひとを演りたいだけの方ならば興味ないですさらばだアハハ
3
懇親会いまはまからむ子なくらむ乳ぜり泣く子をえやはわすれむ
0
ラーメンと唐揚げ定食どっちがいい?エンドロールに落ちるささやき
5
三月の十一日の海鼠喰う 噛んでも噛んでも噛みきれぬまま
1
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