生活の 中で生まれる歌が好き 「折々のうた」に学びは多く
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静かなる酵母の息吹き研ぎ澄ます 君の好みの温度を探る
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オーブンの発酵機能気に入った生きた香りが漂うキッチン
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お料理と裁縫、子守りが得意です。お姑には嫌われるけど
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線路脇 けやきが茂るベンチまで急いで行くよ立ち漕ぎもして
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一滴の雨粒にさえ傘ひらく 空の悲しみ受け止めきれない
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肉ごぼう天ぷらうどん ごぼう抜き それでいいかも知れないけれど
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今日もまた 知ってる顔が 来るけれど 話したい事 特にないのよ
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プレステを 買ったきっかけ 思い出し 元気なのかと 君を想うよ
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ポカリって 美味しく思うと 疲れてて 苦い時には 健康らしい
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ウクライナ こんな形で 知る事に なった世界を 哀しく思う
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給料日 右から左に すぐ消えて テンション上がって またすぐ下がる
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愉しいと 思う気持ちを 歌にして 哀しい気持ちも 記録に残す
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出掛けなきゃ 歌は出来ぬと アドバイス 出不精人には ハードル高い
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欲しい物 買っても買っても また増えて 人参と走る 馬とおんなじ?
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買い溜めた サトウのごはんを チンにかけ 今日も自炊を してる主張
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朝風呂で セレブ気分を 味わって さあいざ行かん 夕方勤務
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にぎやかな校門前を通り過ぐ 吾去りし日は誰もも来る日
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トンネルに入った瞬間 我ながらキラキラな目で気持ち悪かった
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この春にれしとねっこ跳ねるごと草地を駆けて世界目指さん
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欠伸して呑み込む夜を深夜とし朝の春曉に縋りつきたい
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深夜なら春に還れぬ花びらがソメイヨシノとして揺れている
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こんなにも青い空に落ちるしずくを涙というな、青春よ
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声を捨て得た足はずっと痛いままいつか泡になる日を待ってる
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忘れてた痛み足首に覚えれば今ままで春の心地だったか
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荒縄の縛り解かれ生き返る生垣のヒバ春の伸びする
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いつもある 君の笑顔に 笑う俺 君がいないと 笑えるだろか
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君が居ぬ こころの穴の 大きさに 別れて気づく 君のツラさを
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誰も彼も目覚めたくはないいつまでも楽しい夢を見ていたいから
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饒舌に【むすめ】を語るあの人は 知ったかぶりの 母ロボだった
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