暮れる海、遊び疲れた影法師、缶ジュースでも飲んで帰ろうか
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プロパガンダは少女の剃刀拳銃ピストルに、手放したタピオカミルクティー
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冥府より出しがごとき濁流も拒む堰なき海の泡沫
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月を見る私を見ている白兎坤輿こんよのご飯はマクドナルドかしら
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黒乳首、デマが飛び交うインターネットに「脱がしてみれば?」と鶴の一声
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口ずさむ夢中で聴いたあの頃がメロディになって空をつつく
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Pornhub XVIDEOS FC2 画面の中で女が喘ぐよ
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キモ=オタク、オタク趣味すら失って「ただのキモだ」とネットで呟く
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あてもなくペダルを漕いだあの夏はどこまでも行けるような気がした
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朝ぼらけアルコホールを流し込み部屋にしみ入る蝉の声かな
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ひつようとうそぶくカゴを占める酒 RTDレディ・トゥ・ドリンクの光沢
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精虫の不要不急の外出に空箱見つめ御手を差し出す
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羊飼いにむいてはいない午前六時 、眠れないまま朝を迎えた
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このことはおきてしまったことなればもう戻らないもう戻らない
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公園は犬と子供とサークルとウイルス対策昔のけしき
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楽しげに子供集いて遊んでる日常止めたウイルスの午後
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出立の朝に綻ぶ味蕾にはグリドルくらいがちょうど不味いよ
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木漏れ日のようになりたい 影口で喜ぶならば喜べばいい
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ずるずると布団をかぶり卵型に背中を丸め眠りし吾子は
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道、もくしてシーシャの騒ぐ水のおと深夜映画の銃のおとだけ
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たまねぎを刻んだ涙のようなものだからあなたは忘れるがいい
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つんとするわさびのようにこめかみへ偏頭痛来て花冷えの午後
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川面へとガラスが割れるかのように北風吹いて桜を散らす
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悲しみと 憎悪、苦痛と 絶望に 耐えかね独り 胸掻きむしる
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「カッコつけ なりたくないが どうしてもカッコつけちゃう」カッコわるいなカッコってなに?
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画面越し花見に興じる人たちを虚しい思いで眺めるこの春
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でて畳こすれるひざの音氷のパキパキわれる音だけ
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あかんなあ。レンジで炊いた米二合 胃に詰めて また、昼や、昼。寝る
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私なんて居なくなったとしても世界は回り続けるらしい
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私の愛に「いいね!」という名の手垢をつけるな
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