仕事の刺激物足りずまた転職は天職ならずずっと自棄酒
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高齢を賃貸大家入居拒否する大雨に探し続ける
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不振新フォーム習得道半ば考え過ぎになる危機の今
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訳もなく帰省するのも照れくさい 駅のホームでちょっと躊躇う 
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ヤマザキのアップルパイの端かじり 3センチぐらい りんごに届かず(涙)
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この所シフォンケーキが底上げでシークレットな見えない何か
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久々に上野浅草出てみれば 人は多様化 値は高価格化
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肩書きが無いまま三十路になだれ込み このままいくか何も無い人
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ふるさとの氏神の祭り思い出す 今日の夕餉は たけのこご飯
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妄執の我が我追ふ黒き森 指に触れては消ゆ ダフネの座
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祝日のショッピングモ|ルもしかしてキミに似たヒト見てはタメイキ
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『拙てふも舞ふにことはり求めざる いましが舞ふに 何ぞことはり
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芽の絶えた 行く手阻かる 根の目には 私の歩いた 道の足跡
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みちゆきに同行どうぎやうの人なかりせば おのつひさへいかで知るらむ
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独り行く路傍に去年こぞの花と蝶 あくる年にぞ あはじと思ふ
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夏祭り あなたと浴衣と かき氷 後ろの花火 ハートのかたち
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痩せた手で白きサイコロを振る人の、眼にかかる翳 もうどこにも行けない
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ビールフェス行きそびれたので なんちゃってカリーヴルスト 398円サンキュッパ
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ねこたちは 冷えたあいだに もうふさん 根が生えちゃった 日向ぼっこは?
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この冬・春 りんごもいちごも安くなく お菓子作りまでまわらなかった
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バルコニー デッキブラシで掃除して 中腰辛くも爽快感勝り
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舞う蝶を 目で追いかける 猫の背は 時を静かに 流してくれる
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初夏が来る手ぬぐい首に掛け始む涼暑りょうしょも共に塩梅あんばいが良し
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その気質 持って生まれたものなのか 何かがあってそうなったのか
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去年から 来た初夏風に 混ざってる 懐かし君の ほのかな匂い
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夜の街流れる車列光る川何処に向かうか誰が待つのか
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高砂の松もあはれと思へかし友に遅れて老ゆるこの身を
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ビーナスの石膏みつつ古き時代の作り手思ふ
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朝ぼらけ翠の山に霧の立つ通院のみち山くねり行く
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ガンセンター鯉昇りくる励ましの 来年も逢う指切りをする
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