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色弱ときみは自分を笑うけど青い桜を共に愛でたい
10
ひさびさに 明るい花壇をまじまじと 薄いブルーの小さき花よ
13
美容院いくとき お洒落したくなる だけども抑えて いつもの
雰囲気
(
デニム
)
10
薫風に隣家で はためく鯉のぼり 吾に真鯉はまだ見つからずや
7
悲しみが桜の波にさらわれて真っ青な空 短歌にしよう
10
見上げれば 雲一つない 青い空 顔を下ろすと 残雪の山
10
晴れたけど 今日はお家に こもりたい 自分暴走 手綱がきかぬ
9
脳裏から家のあれこれ拭い去り 今日は孫守り 集中集中
11
ハチ駆除者が始球式投げるアメリカのセンスが流石ただただ流石
13
眩
(
まぶ
)
しくて広げる5月これでもう片手はいつも日傘と手つなぎ
13
傘閉じて袖を濡らしてふと見ると、水玉模様にひんやりしてて
5
相合で惚れてるほうが濡れるなら、傘を閉じよう二人で濡れよう
11
チャック付きビニール袋をひと息に閉められる日がいつか来るかな
11
晴れたものの ねこはベッドと箱にこもり まだ目が覚めていないと見ゆる
7
記念日の直前くらい 美容院 渋らずウキウキ行こうぜ自分
15
敬老パスなるもの届く いよいよに 嬉しさ寂しさ しばし見つめる
14
走るたび黄砂集める車には夏物と愛。父が明日来る
24
あの言葉 忘れないでね いつまでも 降る雨のよう に降らせるから
6
通勤の電車に揺られ眠る君 推し測るニホンに馴染んだ歳月
2
野性味が 溢るる蜂の ひとしずく その労思い 蜜をいただく
12
君はナスの天ぷらが食べたいと言った そうだね、と国道を走る
4
自販機の缶コーヒーに手を伸ばしボタンに触れてから気づく つめたい
11
やうやうと 白くなりゆく 山際に 妬けて夢して 友なら
無国
(
なくに
)
5
結わんとて 今日も平気は あるものを 目に咲たるは 紫陽花の露
7
不可算の地層のようにかさなったことばを絶えずめくるゆびさき
8
冬越えて 半年振りの 土いじり 鼻抜ける風 大地の香り
11
満月のうらがわにいるきみだけが届く星座で描くものがたり
7
屋久島行き フェリーの長き四時間は 悠久杉の刹那の一欠片
(
ひとかけ
)
13
若き頃純粋過ぎたこの気持ち 怖いものなど何もなかった
13
苦しくて
辛
(
つら
)
い気持ちも湧いてくる 想う気持ちが増せば増すほど
16
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