最近は 歌を短歌に 縮めたい 二番煎じ 上等じゃこら
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あるのかな 手に入るかも 隣の芝 乱れた髪に 触れられないなら
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眠らない世界の果ての図書館で甘いゼリーを啜っていたい
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耳元でわーわーわーと叫んでよきみをどろりと忘れた朝に
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でもいつかニトリの三徳包丁で刺し違えるわ遠い窓辺で
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底辺でわかりあえたら嬉しくて放恣な姿さらしてねむる
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やれること 何だってやる 賭け狂い たった一人の クイーンだもの
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後ろから修飾されてフランス語みたい 恋人、自由な、初夏の
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膀胱炎になってもいいからこの人の隣りを今は離れたくない
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この電車に一人くらいはいるだろう今日誕生日の人おめでとう
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つないだ手いつか手錠に変わってもいいと思っている月の下
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巣ごもりの子らにあけくれいひかしぐさみしきわざをわれはするかな
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両思い君の笑顔だけ思いける 我は待つなり再会する日まで
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疲れても見知らぬハート知らぬ間に届き心にぬくもり灯す
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時間が無いときに限って本を読む、プラセボで時を伸ばそうとして。
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金物の様な頭で仕事する、ゆらゆらゆらと体ゆらして。
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人間の生きる意味を問うたとき、夕日が静かに答えた気がした。
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失って気付く丸亀製麺のそのやさしさとネギのおかわり
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え? あたし眠れる部屋の美女なのにキスしてくれる人いないじゃん
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肝臓の回復祝いに酒を飲む 生きるってのは、それに似ている。
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あなたたち何でそんなに立派なの わたしはこんなに情けないのに
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渦巻の 行き着く先は どこかしら 絞り紋様 続くよどこまでも
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心得て 心得ないで 無粋だね 醜いならば いっそ潔く
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芭蕉越え 曽良を探して いや否か そんなの要らない いかでかはとか
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‪胸の穴からもれている冷たい空気があたって目が乾きそう‬
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先送りネットニュースを三度読む強行止めた夏の夕暮れ
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金髪の 俺が俺以外 それ以外? いや俺だろうよ 迷うところか
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親方の 横顔そばに 砂煙 たばこの火なのか 粉末おしろいなのか
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漢字だけ 感情に乗せて さあ行こう はじめの一歩 今か後世あのよ
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君のその口髭にのるご機嫌な泡のビールになりたかった日
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