「自分だけ」思えるうちはまだ良いのだよ 人に矛先向けてない分
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余りある愛情なんて無くってさ、私は今日も君しか見ない
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なにげない君の言葉に棒グラフ動きすぎてて見づらいもんな
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きれいごとなのかも だけど青空は目に染みるほどこんなにも青
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心臓と薄く甘い空気の中を氷の粒が通り過ぎてく
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桜はピンクではなくさくら色 制服に袖を通す朝に
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線香花火と魚の死骸に着火して目眩がする夏の海
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人はまだ各自個体を持っていて個体は壊されやすいこんなに
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正直さ「おしゃピク」なんてこじつけで ただこの桜見せたかったの
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木漏れ日の間を縫って作ったの 暖かくて大きな愛を
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戦争のニュース見る度 憂鬱に まだ病気は治っていない模様
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恋愛の歌 白けてしまったのはいつからだろう 花見も一人で計画す
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まん防解除 やっと面会できる日に 退去となった利用者の荷物を運ぶ
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早咲きの 花も見れずに入院の利用者を思い お花紙を折る
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雪解けはつめたくまるいともだちを奪っちゃうから行かないで 冬
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眠れない夜に耳から流し込む忘れかけてたあのころの歌
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聲をもつポリゴンメッシュの影たちは海賊盤のペルソナを着る
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底冷えを照らす夜雨のSAを缶コーヒーで曇らせている
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絶望を砕いてスープに混ぜて飲む 泣いていい場所 明るい地獄
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戦争で 金を儲ける 者たちが いるからずっと 戦争続く
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ウクライナ 国家存亡の この春 堪えて忍べよ 世界の願い
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醜きは 人の野心と 貪欲と 邪悪に満ちた 人の行い
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権力を 持ちて真面な 人はなく 力を振るい 不正を誇る
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来年度使う重たい教科書の知識こぼさぬよう持ち帰る
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ザギトワに うつつを抜かす 方がまし 悪い王なら 五万とおわす
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盗人も 殺人者でも 警察が 捕まるもの プーチン止めて
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現実は あり得ないこと 起こるもの 隣の国に 奪おうなんて
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一国の 長たるものが 話す時 あたりはしーんと 静まり返る
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戦いを 好む輩が いる限り 地上に平和 夢のまた夢
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春でさえ 戦車の音に かき消され 爆音の後 瓦礫となりぬ
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