Utakata
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届かぬ声と知りながら伝えずにいられぬ想いを文字にする
6
君じゃない君それは僕が代わることできる君なのだろうか
3
何も出来ないなら見なきゃいいのに諦めの悪い僕がいる
5
理由を聞いたとて介すること何もなく深く濃き闇広がる
4
帰宅して迎えでてくる
愛猫
(
キミ
)
はいず 今日はどの餌 ひとりつぶやく
12
ミルキーはママの味だと言うけれど うちのママとは違うと思う
13
秋晴れの今朝一番に新しき石油ストーブの試運転をなす
9
満天の 星降る夜に 見上げれば 南の空に 流星群が
12
秋祭り 力自慢の 若衆が 鎮守の森で 奉納相撲
10
おい茂る 枝を払いし 空を見る 飛行機雲は 少年を乗せて
16
何気なく utakataの
短歌
(
うた
)
詠み説けば 惹かれし
短歌
(
うた
)
は 神無月の
歌人
(
ひと
)
6
早朝に静かに鳴くや猫の声起きてはいかがと我を促す
16
あきらめのつくもつかぬもおなじこと けふもこよひも歌ばかりよみ
10
真夜中に自分の長所書き出して 明日の私を励ましている
21
酔っぱらう、気がつきゃあたり一面に、朽ち果てたまま
短歌
(
うた
)
が転がる
13
「今週の休みは何をしているの
?
」聞けない程度の関係と知る。
12
夕暮れに 鳴る鐘の音 聞きながら 深まる時間 深まれよ秋
19
のめりこみ一気に読んだ作品が微妙に終わった後の置き去り
10
疲憊したからだはなにも拒めない ひゅうひゅうと鳴る喉の悲鳴が
4
恋人にどんな言葉を尽くすより 大貫さんの『都会』のように
3
午前二時 ミントのお茶を淹れるから 寝なくていいし 泣いてもいいよ
15
此処でしか出会えない品並ぶから気付けば長居レトロな本屋
10
「おれ今夜 夜更かし記録作るんだ」記録終了二十一時半
7
書店で本棚眺めピンときた書籍持ってレジ直行
9
熱を帯び命まぶしひ吾子の身は夢の中でもぐんぐん伸びて
9
ああキミの「お疲れ様」や「おはよう」を聞かせてと神無月に祈る
19
職場にて身内を亡くす連鎖あり 私は・・・そうかキミと離れた/スタートは自分かも
10
オーロラをも一度見たいと目指す北 あれはいくつの夜だったのか
16
忽ちに日帰り旅行を策そうもそれを阻むは秋時雨なり
8
即席のカップ麺見てふっ…と笑う「お店の味!」とは片腹痛い
10
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