愛しては ならぬ者には さよならを 愛するべきは 家庭の中に
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人生で 敵と思しき 人間は 多勢に無勢 遣る方もなし
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欲望は 金や女に 飽き足らず 力を求め 戦争起こす
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微塵さえ 疚しい思い 持たされば 恥じることなし 神の御前に
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悪しき者 誘惑の矢を 手に持ちて 右手右足 打ち抜かれても
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真実は 常に厳しく たじろがず 堪えられぬ者 去るほかになし
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偽りて 神の御前に 進み出て 恐れ慄き 無視されるのみ
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幻よ 消えてなくなれ 現実が 日差しの下に 晒されるよう
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ゆっくりと 闇に引きずり 込まれてく 走るドナドナの 荷馬車のように
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幕降りる 気付けば闇に 溶けていた それはやさしい やさしい闇だ。
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ふとした瞬間とき 気づけば幕が 降りていた 瞼という名の 大きな幕が
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不可逆に進んでしまうものがある花の話をしている間にも
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衝動でその罫線を埋め尽くす 薄荷色ならなおさらだった
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中山でオジュウチョウサン六度勝つ兵士のように俯いて跳ぶ
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できるなら その柔らかさにうずもれて 君の情緒に狂いたかった
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歌舞伎揚げみたいだねって聞いてからちょっぴり好きなマリーゴールド
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布団にて「わたしの愛は三角でぼくのは四角」とか話せたら
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漆黒の毛髪撫でるブラシから漏れる光は星いや白髪だ
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だからってどっちがどうってことじゃなく違う軌道の彗星たちは・
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木洩れ日に 掃き溜められた桃の花 想いも色も朽ちるだけ
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両脇に花の並んだ庭をゆく猫のランウェイ見届けて 春
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蛹から抜け出たような朝にいて珈琲を飲むはじめての町
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地球を半回転させて僕の地位高くなったら朝を迎える
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強風で 晴れた春の陽 畝を切り 苗を植えます 家庭菜園
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石鹸の泡立ちのごとき春の日に捕まえてくれ 万引き犯より
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光すら壊れるほどの激しさで音無く嘘は踊り続ける
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真夜中の部屋は世界から隔離され私以外のすべてが仮想
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聴診器 冷たさに慄くおののく 心臓の 凍ってゆく音は聴こえますか?
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ガラパゴス携帯のようになりたくて 今日から始めたV字腹筋
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イヤーカフ歩道橋から落としたの 郊外にだって星はふります
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