Utakata
登録
Login
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
…
次 ›
最後 »
白き百合 講壇に置くイースター 四十二回目の春が巡りぬ
0
硝煙の臭いが消えぬ指先を持つ娘が語る命の重さ
15
もうそんな季節かと問う飲み干した600ミリのペットボトルに
19
撃鉄を起こして確かめる君の血が 僕と同じように赤いということ
3
黎明に眠れる君の頭蓋を抱く 乙女椿は首から落ちる
1
いつか住みたいなとおもう淋しいと草笛を吹く子のいる町に
6
「こんにちは」「やあ、こんにちは」「おいしい蜜は見つかったかい?」
0
少年はひたすら走るためだけに走る 寝転ぶ 夏草になる
6
遠く遠く近くまで来(きた)る春の闇は 私の恋の夢を覆い隠していた
1
刺す風がやわらかみを帯びそして凪ぎ次吹く風はまだ知らぬ風
4
傘の上に降る雨は地に落ちるさだめ知らぬがごとく放射状に遁走する
2
差す傘に重さを感じるほどの
雨涙
(
うるい
)
赤血球を欠いて透明
3
廂から雪が落ちるたび小屋の中で小刻みに鳴きながら歩き回る鶏
2
七人の小人が
徐
(
やお
)
ら割る薪の乾いた響きが冬晴れを衝く
3
塩を撒きいまはもう亡い人の靴に触れて離してそっと揃える
7
匿名のあなたとわたしが弁護士を通じて生身のきみとぼくになる
5
おかしいな 鞄に鉛は入れないし 肺が小さくなるわけないし
3
下ばかり見ながら歩いていますから 道端のゴミやけに目に付く
2
とうきびに囓りつく僕の口元はまるで天才ピアニストのよう
2
生憎と核爆弾の一つ二つでは滅びないほどヒトはいる
1
広角で映りの悪い君を見てこんなに近くにいれる幸せ
4
それなりに失い勝ち取った夜でも君は健気に靴揃えるね
4
冬物の制服をクリーニング出す次着る僕はどんな僕だろう
10
朧月よ 雲から見え隠れしてしまえ 私の恋心があなたに 少しくらいは分かるみたいに
2
春月夜はまどろみの中 あかときの部屋に入り込む
1
春の雲はポカポカ軽い 今の想いのす 私みたいに
1
「景観を損ないますのでこの場所に意味を置かないでください」・
13
錆ネジにそっとオイルをさすようなことしかできぬ君への想い
12
捨てようとすれば突然インク出るこのボールペン君のようだよ
17
優怖変狂人
(
みかけなんて
)
パズルのほんの ひとピース
他人
(
ひと
)
が勝手に 積み上げる虚像
0
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
…
次 ›
最後 »