どうしても好きになれないこの人種 ビキニパンツの日焼けおじさん
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まだ続く屋外プールの水澄みて そろそろ人も疎らなるかな
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街は今「よさこいフェス」に沸騰す 夏の終わりの花火煌めく
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夏の終わりキミに逢えた「またね」って言えた早朝のテニスコート
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夏の夜に消える花火の美しさ映すあなたの純んだ瞳
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独り寝て独りで起きるに慣れなくて枕が濡れるもう一つ濡れる
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つらき世の荒海泳ぐ術として君との会話、どんな船より
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早君はやきみを見終えて10チャンつけたらば 「フジツボの除去」の話題でせつない(苦笑)
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アスファルト抉ったみたいな目をしてごめんなさいを繰り返す夜
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ア・イ・シ・テ・ル ブレーキランプ嬉しくて 君に届けと大きく手を振る
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2年ぶりチクチク刺し子再開す まっさら布巾ふきんに空色の糸
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億劫の夏の盛りの行き違いあと幾人の人間ひとを観るのか
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ぽってりと肥えて色付く甘藷秋の到来重みで告げる/フライング・忘れないうちに 
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純粋で優しいくせに、嘘吐くし、タチの悪い少年っぽい人
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神戸市のフォトコンテスト気になるが スマホの中は ねこ写真ばかり
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人と会い 言葉を交わす ことですら 生きているから できる本業
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珍しく 今日は朝から 雨が降る されど一ミリ 路面を濡らす
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罪のない インターネットの 戯言で お茶を濁して 失礼します
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雅より 自由を好む 性格は そんじょそこらで 変わることなし
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満員のスターバックス ご婦人の噂ばなしがBGMに
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自分が何かわからないままだから知らない何かに飲み込まれてく
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やっと今日新札三種揃ったが嗚呼悲しいかなすぐに出ていく
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「うたかたの恋」のルドルフ紫苑ゆう 彼女に恋し焦がれた若き日/宝塚星組
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ロッキングチェアに揺られて夢うつつ 頬撫でる風は湿気を帯びて
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よすがなどあらず水場に咲く花を剪る一瞬の夢が悲しい
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石を飼う女存りしやコクニーのような訛りで躾けるものを
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馬果つることもなかりき草競馬見下ろすのみのわれの祝日
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ハッとした 能面のよう母の顔 もう一度見たいよ昔の笑顔
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兌換紙幣ひらひらと燃ゆ戦前の国家ゆのがれゆくはムーシェ
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渋沢栄一銀行券煌々しく詐欺す 殖民に朝鮮國ありしをしらず
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