休日の電車は満車、通勤時より混んでいる、移動するのも、皆必死☺️
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見送りに肩より上に手を挙げて繋いだ父を見下ろしている
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高い背を少し丸めて幼子の手を引き歩く若き父親
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宝くじ当たったらすぐ来たんだよ遠戚名のる知らない男
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主の祈り 覚えているかな そんな朝 コロナで唱和は しないようだけど
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ぽつぽつと 雨粒つたう 紫陽花を 今日も眺めて 青空願う
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蛍火よ 命を燃やし 魅了する 光放って 恋する季節
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来む世には雌雄同株の野の百合のすがたにてこそ生まれかはらめ
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愛された 記憶は子へと 引き継がれ 笑顔の時が 紡がれてゆく
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地蔵尊の護り続ける土まんじゅう鎖塚碑の静謐な夏
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「また明日」 と言い微笑む 横顔が 目に焼き付いて 空に描いた
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ずいぶんと 遠くまで来たが まだ君に ごめんなさいが 言えないあなた
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風のよに透き通り、風のよにゆったりと、風のよに、さりげなくに、 自分時間、欲しいものだ
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今朝もまた、太陽の熱に背を押され、一歩、また一歩と、前へ進む
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セロトニン生成のため散歩することもかなわずまた引きこもる
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ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
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とづくなば 越えなば越えむ何處いづへとも 友垣とものたよりて千里ちさとまで
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栲繩たくなは長途ちやうとをへだつ山河さんかさへ 斷金だんきんつなぐ一葉いちえふふみ
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千里ちひろなる長道ながちかたみに差し合ふて 語るがやうふみをはさまむ
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千里ちひろなる玉桙たまほこの道ふみ越えて ふごとならむふみひとつにて
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若苗わかなへえす稻田いなだ水面みのおもの み空をうつすあをに雲なし
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6月に、猛暑のニュース、ため息出る、思いやられる、今年の夏
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鳥の声、曜日なんて関係ない、早く起きろと、 梅雨の晴れ間に
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かみともに いますこころの うちなれば 今日は折れても 明日を夢見る
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日曜の朝に庭にて思うのは、明日の仕事のことばかり、不安と心配、離れていかない
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紫陽花の色のお団子 賞味期限 今日スタートの 活力とする
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母もまた 早朝覚醒? 起きていた ちょっと背中に 抱きついてみる
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3時間 寝られるならば 頓服を 追加するけど 起きれぬ予感
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深夜でも律儀に信号守る君 夜が明けるまであと三歩半
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肋骨は鳥籠に似て閉じ込められている君を今出したげる
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