好きな物キライになんてなれなくてだからフッタのマルゲリータで
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上﨟と女王陛下の情愛は叙事詩となりて上演される
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畑にて、一面ネギの葉、整列し、まるで大きな、デッキブラシだ
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紫陽花が彩る 睦月のチアダンス 指差し笑うこどもの笑顔
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ジリジリと 西陽さしてる 猫の額 草勢い生えて 夏をむかえる
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書評家が他の歌人をえらんでる(俺の短歌を読んでないだけ)
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しらじらと 十字架きった どくだみは 含みを根っこに 隠し広がる
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くらやみの中で惹かれた光にも 焦がされていくおろかな骸
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しらじらと どくだみの切る 十字架じゃ 解毒できない 七つの大罪
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干からびてゆく紫陽花に似た恋もすべては夏に食い尽くされる
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孤独とはだれもが抱えるものであり、空の星々も例外でない
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チーズバーグディッシュの皿は下げられてただ告白を待ちあうふたり
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帰りつき ねこたちの顔に 書いてある 「おかえりにゃさい オヤツまだかな?」
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買わないと当たらないから買ってみる 当たる気しなくてやっぱり当たらず
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中距離を 移動する日は お下げにて 頭の真後ろ 涼しかりけり
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今生は さわりたくなかった 西洋史 ウルフィラ紹介 小塩節先生見ちゃった / 「銀文字聖書の謎」
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蒸し蒸しと 虫が出るから この季節 ムシューダかけて 快晴を待つ
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さくらんぼ 枝がおらぬよ ジンジャーエール 何処へ行ったか 暑さで避暑に?
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小さき手を、広げて触れる、ママの頬、優しく見つめる、互いの瞳
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落としたるCDケース飛び散りて鎖骨を折りし時思ひだす
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紫陽花が雨に濡れている 寺の鐘が聞こえ時の流れを思出だす
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タンポポの絮店内に流れきて目の高さより中々落ちず
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四隻の黒船に驚き太平の眠りからさめた今は何がくれば覚めるのか
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スニオンの夕日が海を染めはじめ人黙しをり廃墟の石に
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歩道に映るわが足が傀儡のように動く誰かの意志のよう
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利便性、怠惰な我が身と、諸刃の剣、そろそろ、己に試練を与えん
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梅雨に往く フォークの神様 杉下翁 大いなる神は 御許に召すか
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広島に 梅雨降らざる 涙雨 精密機械 今世マウンドを去り
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朝から近くの🏌️‍♂️打ちっ放しへ、皆んなそれぞれスカッとかっ飛ばし☺️
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休日の電車は満車、通勤時より混んでいる、移動するのも、皆必死☺️
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