雨は降る、ことごとく降る。窓が濡れていて、食欲はあるけどないな。
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その日ごと見つけた夜の縁に染み輪郭を取る野菜生活 
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まだ溶けぬ罪の飴玉口を刺す 二個目チョロい女だを入れるあなたにすがる
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君に送る 愛のキャンディー並べながら もう殴らないと君に誓うよ嘘です!この男は嘘をついています!いつだってそう言うのです!
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木の間より青空の色たしかむるうた曜日@ことのはの森
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さんざめく文字の繁みをかき分けて輪郭の無きことのは拾ふ
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の切れ味、それと自分は信じられる 不確かな世のすべてのまぼろし
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キツネ目の女のわたを切り裂いたナイフのやいばはもう温かい
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白皙の悪夢がきみを抱くだろう 痣つくる火がぼくの優しさ
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薄暮迫り来る海突き出る あなたの先照らす光あらんこと
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ああ今だゲリラ豪雨が欲しいのは私の嫉妬なんか隠して
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大きくて硬いクルミになりたいね君だけが殻を割れるやつ
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錠前の鈍い光沢 あなたのはらわたの穴に白濁で鍵
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赤ん坊のおでこをナイフで一掻きし 垂れる血舐める妄想をする
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片道切符にて二時間おそれからのがるること、ポイント変更は困難を極め
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ふりがなを振ってほしいかそれならばとても可愛い音をあげるよ
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アスファルト雨の匂いに染めながら夜風に響く風鈴の音
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「恋人を撃ち落とした日」を聴きながら PUBG 今日はドン勝
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向日葵と麦わら帽子とサンダルと麦茶に解ける小さな北極
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ストロングゼロは絶対酒じゃないそう言い合ったおじさん二人
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オノゴロで 原始の海をかき混ぜて 乱してみたい はじまりと果て
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口の中熱と唾液でとろけ出す苦くて甘いチョコレート
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欲しいもの特には浮かばないけれど見たいのはある君のほほえみ
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ふんだくる ふんだくるくる ふんだくる くるくるぱぁが やってくるのよ
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ふんだくる 「くるぞ くるくる ヤツがくる」「ふんだ くるかよ そんなヤツ」「…くる!」
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ふんだくる くるくるまわす カネまわす カネとことばは まわすものなの
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ふんだくる ふんだくるくる ふんだくる ヤツからカネを ふんだくるのよ
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そのときは頼もしく見えて依頼した昨日のぼくから今日のぼく宛て
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天国は来世や未知のどこかではなく君がいるいまここにある
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「アイツらはチャリで来たから」異世界の轢かれ序列であたし最下位
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