おるがんとはあもにかの流れそむそふぁみれどんなこともできると
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寄せた膝 背に触れた指 笑い声 出会いがしらの見上げた横顔
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スイッチのそばから糸を垂らす蜘蛛つぶしてしまった 愛をください
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いてもいなくても同じ人。かき氷とけきる前に食べて洗った
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山河破れた夏空に二ケツする中学生としなる釣竿
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「好きかどうかわからない」と喚いた私から溢れる好きの気持ち
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どこへ行くにも音楽と一緒の私は季節を知らないんだ
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なんか悲しくなって飲めもしないカフェラテを買った 子どもだから
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着たい服【越えられない壁】似合う服 好きな格好で生きていけたら
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思慕の情、募る想いをそぎ落とし やっと送れたひとこと「元気?」
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持つものも持たざるものも それなりも どうせ死ぬから今日を生きよう
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少しずつピアスが膿まなくなって夏私も意味ある傷口になる
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母おらず父の背のみを見つめてた私も大人にならねばならぬ
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恋をして心に傷を付けあってその傷口を舐めあう僕ら
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はあもにかたゆたう音を隠せずにおるがんの音がそっと導く
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夏の夜 スカイツリーに降る星はあの日のあなたとわたしの残骸
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生かすもの殺すものなお満ちつ引き 気圏のしたで濡れそぼつもがり
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目を閉じて均した暗闇においても悟りは右下にある気がする
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芥子粒の弾けてかいな組み付いた 痛みの星座ざわめいている
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紙擦れる音のみ手のひらに収まり一寸後ちょっとあと風はあちらに去ぬる
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自閉さん 静かに流れ黙々と過ぎるは貴方独りの時間
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ふちゅういちゃん ふらふらふらりふらふらり きめられないの…もうこんなじかん?
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タドーくん ペラペラぺらりペラぺらり うすっぺらいのばかりベラベラ
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ささやかな色をのこして紫陽花の花 夏の陽に乾きゆくころ
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「『殺してやる』と言ったよ、言ったよね?」包丁片手に君に詰め寄る
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ぼんやりと鏡の中の首さする 鬱血は悲鳴?それとも安堵?
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なつかしい訛りの売り子が妹に見えてきて買う東京ばな奈
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かけぶとん床に落ちてはクーラーに晒されている 愛をください
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同一のポスター四枚ならぶうち奥から三番目を見てた人
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お金を払って初めて許される わたしがここにいてもいいということ
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