六歌仙って 6人マシだと 言っているだけ ディスり放題 貫之つらゆき(=紀貫之)ヤなヤツ
1
うたなんて いくらでも詠める なぁ、みんな! たぶん貫之つらゆき(=紀貫之) あの世でかんかん
4
髪の色を シルバーアッシュに したけれど なぜか金髪 どういうことだろ
2
親子ほど 年の離れた 君と仲良し 僕は結構 幼稚だからね
3
かみなりが近くにいると耳元でささやかなくちゃいけないきまり
7
あまりもの 野菜を入れた スープ鍋に コンソメひとつ 美味しくなあれ 
5
木々の葉が青手放してくそよ風と心の一部は君しか座れぬ
1
遠くから 私はあなたを 見てるだけ そのだらしなさすら 愛おしくて
6
詩集より パウル・ツェランの 作品を 読みユダヤとは 何か問う思考 
5
きみは夢 きみは陽光 きみは意志 きみは兆候 そして根源
4
毎日が充実してればしてるほどつまらない歌ばかりが出来る
5
十代を喪失した日のテンションで、鈍行、海行き、ふたりで乗ろう
2
秋雨に傘を持たずに雨濡れる捨子の目拭う優しき娘
4
胡瓜をちくわの穴に入れるそれ料理なのか遊んでないか
4
間違いを消しゴムで消すその間君が遠くに行っちゃう気がして
14
このままじゃ 変われないのは嫌だから 踏み出せ私! 蒼穹の風
2
風の音 鳥の声聞くあたたかい朝 森の香り 胸いっぱいに
3
眠れなくて 今日も朝から 泣きそうだ あと一日だ 乗り切れるかな
4
アスファルトに散るネオンの断末魔 エンドロールは流れないまま
2
眠れない 夜よ、僕を 殺してくれ 朝よ、僕を 起こさないでくれ
2
オレンジの アロマをたいて見る夢は  また会えた! 大好きな人と手をつなぐ夢
5
目には君の影 耳には君の音 心には君の顔
1
君を想う時間と僕の時間は負の相関
1
知ってるかい?僕らが生きるこの世界 実は全く フルカラーなのさ
8
本の上  緊張とともに降る雪で  進んだ時計の針はもう戻らない
2
馬鹿者の研ぎ澄まされた欲望に怯まされつつ憧れている
2
今日の君は 昨日の君とは 別人だ 踏み出せ君よ 明日の君へ
4
ためらうな右足踏み出せ一歩でいい大丈夫だよ 昨日の俺へ
13
はらはらと舞い落つ銀杏 金の鳥 きみがいないと さみしかりけり
4
無駄に長く 三十一文字に 詠む理由わけは 「好き」の中にも ドラマがあるから
4