花風が 映した蒼の ゆらめきに 翼をたたむ 雨後のカワセミ
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ぽかぽかの きみとおひるね うれしいな きみとふたりで なにもしない日
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いにしえの人も味わったのだろな 瀬田川渡る風 心地良き
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境内に鮮やか繁る青もみじ 木漏れ日眩し石山もうで
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珈琲の豆はどちらを買うべきか いつも通りかアイスブレンドか
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やめてくれ そんなにわたしを いたぶらないで たすけてくれよ やめておくれよ
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ほどほどの 用事と予定 ポカポカの ごはんとお風呂 休み満喫
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我が母の友人知己のみな逝きてひとり残さる命ぞ悲し
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心地好い 疲労感に 満足し 上見上げれば 快晴の空
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色弱ときみは自分を笑うけど青い桜を共に愛でたい
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ひさびさに 明るい花壇をまじまじと 薄いブルーの小さき花よ
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美容院いくとき お洒落したくなる だけども抑えて いつもの雰囲気デニム
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薫風に隣家で はためく鯉のぼり 吾に真鯉はまだ見つからずや
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悲しみが桜の波にさらわれて真っ青な空 短歌にしよう
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見上げれば 雲一つない 青い空 顔を下ろすと 残雪の山
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晴れたけど 今日はお家に こもりたい 自分暴走 手綱がきかぬ
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脳裏から家のあれこれ拭い去り 今日は孫守り 集中集中
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ハチ駆除者が始球式投げるアメリカのセンスが流石ただただ流石
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まぶしくて広げる5月これでもう片手はいつも日傘と手つなぎ
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傘閉じて袖を濡らしてふと見ると、水玉模様にひんやりしてて
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相合で惚れてるほうが濡れるなら、傘を閉じよう二人で濡れよう
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チャック付きビニール袋をひと息に閉められる日がいつか来るかな
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晴れたものの ねこはベッドと箱にこもり まだ目が覚めていないと見ゆる
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記念日の直前くらい 美容院 渋らずウキウキ行こうぜ自分
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敬老パスなるもの届く いよいよに 嬉しさ寂しさ しばし見つめる
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走るたび黄砂集める車には夏物と愛。父が明日来る
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あの言葉 忘れないでね いつまでも 降る雨のよう に降らせるから
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通勤の電車に揺られ眠る君 推し測るニホンに馴染んだ歳月
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野性味が 溢るる蜂の ひとしずく その労思い 蜜をいただく
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君はナスの天ぷらが食べたいと言った そうだね、と国道を走る
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