ゼロ距離で鼓膜を揺らす君の声。離れてるのも、たまには良いね
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5文字だな 7文字ならと 目についた 単語メモして いつかに活かす
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年下も可愛いけれどそれまでな。懐かれるより現実を見る
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明日くる歳下男子三十代私のカットが気に入ったらしい
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手習いの半紙いく枚試してもくたびれ損かあと一枚か
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風も香る梅の神社の女神様 縁を結んでふぁり微笑む
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るざぴ推し?カズクラ無念 ぼんじゅうるw 終わりが始まり 裏切り者は
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ペーハー2 私そんなに強くない 7でブレない 君が強いよ
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火花もなく滴り落ちることもなくいま燃えつきたきみを忘れじ
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寂しくて見返すLINE スタンプの猫だけが知る僕の涙を
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臆病を 座敷牢へと 閉じ込めて 張り巡らせた 有刺鉄線
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好きな冬 お布団の中 ホッカイロ 缶のコンポタ なんか綺麗な星
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温かきうどんに祈りをしのばせて吾子の額を柔らかくする
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最近の犯罪的な冷え込みに名前をつけよう「寒すギルティ」
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こんなのは統計上のマイナスなだけで悲しいはずがないんだ
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鬼は外 祓いたいのは 邪気だけで 友になりたい 鬼の貴方と
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ふと、反対方向の電車に乗りたくなる 二月の空気に包まれたままどこか遠くへ
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チューリップ過去に見たこと詠みぶりを未来へ宛てて送る花、そら。
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ぼくの歌たとへばきみの歌からも虚空へもてる羽のいかなる
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傷ついたところから咲く花一首暗いから星見えるのだもの
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あぁ残念自転車はまだ出せないねスマホに雪の予報が出たよ
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来客と通院、更新、重なって労働せずに疲労している
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ふわふわな雪が無数に降る夜の駅の外灯…と雪を見ている
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朝まだき闇にひかりの「ハートに矢」がん治療の道ほのかに照らす
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先週も手羽元大根したけれど 百グラム59円が我をいざなう
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色弱の君には僕がどう見えていたのか 今更考えている
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唇の産まれる前に蛭は居て斯様に肌を吸っただろうか
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ぼっちだと要らぬ悲観をしないこと 監視カメラは至るところに
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闇の空「ハートに矢」のイルミ描く 谷間に愛の橋かけ急ぐ / 新東名の橋をかける難工事
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一日があっという間に過ぎるから 何も進まずただ焦るだけ
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