足音 声の抑揚 食べるペース 隠すだけムダ 観念しなよ
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昨夜のおかずの残りを温めて食べてね って言われる幸せ
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魂が留守の右手でEnterを押しても空虚に鳴るアラート音
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ウサギとカメと人間で競ったら 幸福度では誰が勝つんだろう
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正気の保ち方 全然分からない 僕のことは僕には分からない
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いい匂いのするオイルでふくらはぎ揉みまくる 毎度酷使してゴメン(泣)
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飲んで帰る人の代行と仕事から帰るワタシがすれ違う/22時半
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つかれたあ!どうせつかれるならキミにつかれたいって思うぐらいに/疲・突・憑?
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猛暑日のオホーツクブルーに良く映えて豊作なりや麦秋の丘
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もだ、それはありふれた珍味のような、ちがうな、すこしのどがかわいた
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地下鉄の 光差し込む 退勤路 吸い込まれゆく 社畜の意識
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ずっと小高いとこにいたあなた 十万円のフリルを着ながら
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私だけ、私だけだよ。君のこと全部飲み込み受け止めるのは
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煤ばんだ手のひら広げ差し出した あなたのグーに負けないように
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夢を喰うバクを喰う夢を見るバクを喰う夢を見て起きる火曜
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涼風すずかぜを時計代わりに集まりぬ夏の祭りの一時間前
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はじめての君との祭り一つ思ふ花火の散りて赤面あらわに
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初恋は 入道雲に 重なって 白く燃えるよ 高く大きく 
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君想う 心は春を 梅雨を越え あの雲のてっぺんより 高く
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2ひく1は0 そういう式を立てたい
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哄笑の駆け足夜の闇に消え純粋形の夏の招来
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各駅で四十五分の帰省でもグリーン車乗って旅行気分で
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金曜日夕日のさして気づきけり君を見ぬ日を恨む気持ちに
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転んでもただでは起きぬ 歌にする 凶器だろこれ「あんかけの餡」
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花火見て紅色に光る君こちらを向いて顔の合わさる
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アイス食べクーラーつけて麦茶飲む滴る水に夏は来にけり
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君と逢い世界変わった証拠にや君の名ゆえに香る「花」の字
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今日もまた記憶の浅瀬にて逢はるるきみの姿をいだきて生きむ
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竹林が 青々茂り つややかで かうべを垂れて 手招きしてる
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太陽と 形が似てる ウイルスが HEATを上げて 混乱落とす
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