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世界一 美しいはずのきみのこと きみだけが知らないままでいる
1
「春ですね。次の冬まで、ごきげんよう」 死神は笑い 消えていった
0
振り返る思い出も無く生きてきて コロッケだけが昔懐かし
2
春日傘日差しがより良くなる間 私が先駆け母が後ろから
1
居残って
琵琶に励む
(
ギターの練習
)
その
理由
(
よし
)
は
君の姿を
(
残業する
)
見ていたいから
(
君を見るため
)
4
希望とか夢とかちゃんとありますし 抱いて叶えて行って帰って
1
私という何かしらがある幻想を維持するために昼飯を食う
5
くるしいって かたることばは べんりだね ぼくのこころを ひとことでいう
1
あなたさえ頷けばいい数多ある罪のすべてを負いたい身体
0
君の
瞳
(
め
)
に映るそいつは永遠に優しいだけの恋人のまま
3
降る桜見上げて想う君のこと遠い都会で恋を知る人
1
桜にも気づかないほど 顔を上げて歩くということも忘れて
1
布団から顔だけ出して窓を見る まどろみの中、ふと浮かぶ顔
3
ふきのとう無邪気な顔で我に問う「なになしとげたのこのいちねんで」
5
隣り町の東山田の 「六天の魔王寺」のお寺様の苗木に お茶をそそえぎる
2
防錆の鏡の前で顔洗い一日あっという間に終わる
1
かなしみとうれひのちがひ説く君のうつむきがちの白き横顔
0
水枕ゴムの匂いを嗅ぎながら 氷が溶ける音を聞いてる
1
日溜りに隠るあの日の僕が言う「愛など知らぬ」など偉そうに
1
しかしその血を数分間止めたなら復元不可能になるデータだ
2
このお酒飲み口スッキリいい気分アルコール分沈んでるけど
0
あの門の 少女に伝えてくださいな 「あれを受け取ってはいけない」 と
0
あの人を遠い存在にするために Bluetoothのキーボード買う
0
人生を切り拓け、とは言うけれど 切られたほうは超痛いのでは?
0
まろやかでとろけるような美味しさで牛乳プリンがプリンプリン
0
一角
(
ひとかど
)
の大人になれぬ小市民せめて
自身
(
わたし
)
の権威になるさ
2
平静を装う君に詮索はよそう 代わりにご飯大盛り粧う
1
ヤロー共 矛盾とデートのお時間だ 死んでも生きろ アウフヘーベン
0
爪先が冷えていくのと君は言う 街には春の日が届かない
1
白き蝶とびかふゆふべ摘みゆかむ金のりんごと銀のりんごと
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