眠剤はラムネのように甘い味 夢なき眠りに我を誘え
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あなただけ何が起きても信じてた守ってくれる人はいないと
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どうせなら嘘つく時はしっかりと騙して欲しいあなたが嫌い
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昨夜未明小さな口でかじった実君が食べるかと思ったもんで
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新しい 暮らしへ進む 想い人 何があろうと 私が守る
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道も出来新築多しもうやめた畑の横の分譲の墓地
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嬉しやな酢飯のうえのヅケ鮪 ああ茗荷ああ山葵
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激辛はカラダに合わせて楽しむべし 我は辛ラーメンでじゅうぶん
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休肝日見つからぬよう路上呑み 禁じてくれるな背徳の時(誰にも迷惑かけてねーぞ)
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もう五日治りのわるい夏風邪をもてあます夜まどをうつ雨
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「よし、やるぞ!」きあいをいれて おねだりよ ねこのストレッチ のびのびかわいい
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深夜二時頭の中は担々麺タンタンタンタン痺れるうまさ
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折笠をたたむとなぜか雨が降る ほどくと憎らし雨が止む
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間違えたピーナツバターは粒入りで弱い歯茎と歯には悪くて
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花の名と写真を撮って 送るきみ 今でもきっと 恋をしている
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本当は甘えたかった母さんに 大人になると決めた4歳
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天国にいちばん近い島へ行き空と海とに包まれたなら
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褐色の実もたわわなる椿かな 朝の雨雫つやと弾いて
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霧雨の色を映した傘模様揺らぐ歩道に目線を向けて
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山をゆく今も昔もそこにある 風も芭蕉もこのみちをゆく
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正道をとっくのとうに踏み外したバロック銀河でふっつりとあなた
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百年の孤独を燃やした吸い殻を街に溶かして泣き喚いて空
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長年の病に治癒の兆候が見えて嬉しい連休明けよ
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言うなればアディショナルタイムでしかなく誰かが終わりと言ったら終わり
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辞世の句を考える間人間はほんの少しだけ生きていられる
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あまりにも口は多くを語りすぎ本当の心を置き去りにする
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この音が聞こえているか人生が終わる音がすぐ側でしている
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氏神に祭りを告げる幟立ち 神輿の声にこころわき立つ
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やっぱりねゴミには出せない 眺め入る箱一杯の子供の作品
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君の髪絶対的な世界観普及した四季五個入りの桃
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