セミの抜け殻を薬指に添えて見せてきた君が眩しかった
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手を貸すといーよ嫌よいーよ嫌よと怒られる 吾子は一人でズボンが履ける
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煙の木は漆種なればかぶれぬやう完全防備で剪定をせり
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あなたが見つけたハクチョウの指輪はかわいかったね 懐かしいよね
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テレビから あの頃流行はやった 歌流れ 遺影の君に 手マイク向ける
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不審者に注意の張り紙 そういえば明日の昼間に猫が来る
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傷口に似た思い出が血を流す ずっとあかくてあつくていたい
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アパートの間の気配に立ち止まり逢瀬の途中の猫と目が合う
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君の手を光る飛沫がすりぬけた 私はひどく汗をかいてた
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肩書きを問われれば時間是れ無く瞬時を生くる風の精とも
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右の手はインクで染めたモノクロでフリーハンドの愛は物憂げ
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釣り切れの文字で躊躇う資本主義花火は今日の夜には止むよう
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海の日の制定理由さて置くもせめてこの日は梅雨晴れであれ
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晴天の霹靂らしいこの空をそういう君の眼に僕を
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君の庭鮮やかに咲く花々を帰り道には抱えている僕
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「立て飢えたる者よ」と言えど それほど飢えたる者なし
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紙馬券馬名明記で推し活が捗り嬉し思い出フォト
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アナログのいい所とは感覚で理解ができる直感的に
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誇りさえ与えればおすは何でもする それをうまく利用せよめすらよ
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この後は 一時に起きて お出かけだ だけど眠らず こんな時間に
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家事仕事 少し慣れたが 浴槽に まるごと落とした 入浴剤😨
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大便は しゃがんだほうが 出やすくて 和式トイレの ありがたみ知る
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憧れることをやめるのも難しい 憧れるのも大変なんだぜ
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薄暗い 体が怠い 聞き覚えの無い足音 「 おいで ご飯よ 」
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年上の バイクの君は 速すぎて いつの間にやら 僕が年上
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生きる意味 なくても生きる くらいには 大人になった 七日目の蝉
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「わからない ことに怯える 意味はない」 好きなバンドと 聖書に言われ
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「捨てられる」 とか言わないで この愛は そんなに軽い ものじゃないから
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鼻の穴 ほじる指にも 汗滲む 夏の夜空に 飛ばせハナクソ
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君がいない世界に引っ越した サイゼのピクルスひとりで食べ切ってやる
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