千代紙ちぎって千切り絵描く裸の大将放浪記観て真似
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リスカ傷見せびらかして気を引いて馬鹿な男はそこに群がる
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永遠は無いよ。未来も過去も無い。 ただ現在いまを見て。私と生きて。
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階段から飛び降りたとて生きているしぶとき女いっそあの時
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指先で触れて赤面純な歳に校庭回るフォークダンス
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不幸自慢孤児院育ちのあの女それが何だと言いたいんだよ
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メンヘラめ他に他に依存先見つけたか我は用済みごみに捨てられ
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丁寧じゃない暮らしでもいいじゃない 鍋からすするうどんは熱く
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行楽地どこに行っても人・人・人 だけど100%ひゃくぱー皆が笑顔
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旅先はツクツクホーシのが響く 残りわずかの夏をしんで
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敬老の日には うっかりメールせぬ 義父・義母 まだまだお若くおわす(義妹ちゃんの子供まご達と楽しくお過ごしであろう)
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君が待つ映画館までゆく道の三十六分間さえ愛し
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久々に日に一万歩あるいたらやや疲れてたがそれに慣れねば
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木がくれたチップとおもい持ち帰るギターケースに落ちたモミジ葉
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瓦解するホメオスタシスの闘争は未来における淋しさの意味
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老人の来し方やさしくつつむよに ポン・デ・リングのふんわりとして
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秋探す 夕の陽のジョグ  息急いて 脚止め迷う夜道かな
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背に受ける風がいつもより冷たい貴方が感じていたはずの風
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会議室 彼が吹いてた口笛の 曲は確か「雪だるま作ろう」
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おじさんはうちのピアノを運び終え ピアノ教えてくれと言ってきた
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北の果津軽の国の立佞武多たちねぶた 生身を得たか尊富士立つ
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練習後 見上げた空に鳥が舞う 「うれしそうだな」先輩は言う
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パーティーが終わればひとりまたひとりしずかな影の一片になる
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ぱっかーん あんよひろげて ねんねする あんしんしきって かわいいねこたち
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寂しさに名前をつけよう昼下がりきみの名前を呼んでしまった
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そやけど近所の爺さん 市から何かもろてたな くれるんやったらもろてもええで
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あほ言いな 敬われるなどまっぴらや 嫌われるぐらいが丁度ええのや
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骨壺カバーの模様の細やかさ あなたの背中を撫でられたらなぁ
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遺影に向かって恨み言頼み事 疲弊したって想うのは君のこと
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あなたからもらった手紙 開けるとき 指切れて 読みもせず 血に夢中
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