愛してるという名前のfantasy ふきだしの枠線をなぞった
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夜に落つ影は昔の母に似て あの頃から下ばかり見ていた
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柔らかいトイレットペーパーの夢を見て ああ夢なんだと思うだけの日々
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病的な白い月光照らされて芝に転がり夜露に濡れる
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無意識に打ち込む七文字君の名を 夢見るくらい許して欲しい
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初夏だ 今日もあなたの真似をする 「抹茶ラテのアイス、氷すくなめで。」
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ガラス戸の夏の光が肌に染むフローリングに虹が映りぬ
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深夜2時 誰かの言葉に救われる インターネット広すぎる海でたゆたう私
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あなたしかいないと言ってよ水仙を摘む優しさで見つめあったり
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もういいよ もういいかい、を 繰り返し 捕まえるから 逃げずにいてね
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「忘れない」と言ったらそれはどこまでも弱さを消した約束だから
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虹・星の方へはついぞ行けなかった君の額に杖先が触れる
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痛み止めを買いに行ってその足で深夜の海に辿り着きたい
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この歳で本音は細身美辞麗句 厚塗りメイクは上手くなり
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昔話をしてほしい?いいでしょう。 『わたしが死んだ夜のことです。
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手抜きでも「美味しい」と言ってくれるひと それで上がらぬ私の腕が
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「警告」の大きシールの不燃ごみ基準変わりてあゝややこしや
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もう薄きあたらしい毛をまとうきみ どうか健やかで 健やかであれ
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夕暮れを見送おくけやきふところで 月さやけしと磯鵯ひよどりの鳴く
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歩行者ほこうしゃの 信号しんごう待ちで スマホ見る 小学生しょうがくせいも いそがしそうだ
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暑さから 落胆にしくず おおやけに 別れを告げた 春の声
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いつの日か走馬灯を見るときは この三日間を上映してね
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赤いバラ ソファに座り涙して 私はおととい プロポーズを受けた
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真夜中に ペダル踏まずの リズム音
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風鈴は 暑さに負けず 音は鳴りつつ
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なぜだろう 太陽のように心は輝らない
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正反対 君の心を問うまでは
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大樹の気 轟く生命 晴明社 厨二心の 星の御朱印
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いつだって 今が初恋 しかたない ほんとはこれで 五回目だけど
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こっぴどく 振ってくれないと、 わたしほら 馬鹿だからさ 諦められない
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