半袖を更に捲って肩に掛け 掛けては落ちるなだらかな肩
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須磨の浦松風寂し関守のうち寝るひまに秋や越ゆらむ
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晩飯後マンツーマンで遊ぶ夜はどちらか風邪で早く寝た時
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何となく袖ぞ露けき唐衣龍田の里の秋の初風
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夏の道 駈ける半ズボン 日陰まで 麦わらの子らは 今はもう居ず
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フルーツに飢えたる我は なみなみと レモン甘夏の野菜ジュースを
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嗚呼そして 長女猫あのこの誕生日でもある 金魚ゼリーもお供えしよう
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目覚めれば 本日、世界猫の日なり おいしいオヤツを みんなに買うね
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ゴーグルをつけて 信号待ちの子ら  すれちがう人の表情ゆるみ
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この地球ほしに 感謝だけ述べ 去れたなら 生まれた甲斐が あるといふもの
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ニジェールの 反乱の影 利権あり ウラン求めて 黒幕ありや
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我がルーツ 悩み求めて 動きしが 宗教ニ世は 輝きを増す
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ミッドウェー 遺族訪ねし 敵さえも 人生辿る 老婆輝く
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青い鳥飛び立ちてから所在なく つながり求めてさまよい歩く
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くらべれば ふたつふえてる あさがおの あつさもやくだつ 個体の生と滅
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携帯が 見つからずして 苛立つか やたらと外を ふらつく友よ
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我が孫よ 旅の空にて 病院へ 快復早し 恐竜のもと
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北の女 帝王を経て 誕生の 孫の顔見て 疲れ飛んでく
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錯乱し 夜中に叫ぶ 我が友よ 過去現在と 混乱しゆく
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タイトルが面白いので借りた本がつまらなくても夜は明けない
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熱帯夜まぶたを閉じて待っている変わらぬ明日を引き裂く隕石
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暗い道、明るい道と昼間にはなんでもなかった場所踏み帰る
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語幹「あ+k,+s,+m」「視野がひらける」の意味か「あく」「あける」「あかるい」「あか」「あさ」「あした」「あま」 / 過去作
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真夜中を想へば憂さも夢の跡 現も夢のためと思へば
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美しく残酷というより世界には穢らわしいがしっくりとする
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お土産は"comicShampooVol.5 エッチなナースがあなたの担当"
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やあ君が第六天魔王だね 僕は三十六点魔王
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土壁に 残る肉球 私より おねえさんの 知らない毛色
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もし彼が 少女をすきな ロリコンで 二千人れいぷ してたなら、死刑。/フォーリーブス 北公次以来か
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気まぐれな猫になりたいはずなのに 喜怒哀楽が上手な尻尾
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