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最後まで秘密を背負わせてごめんあの世で謝るから待ってて
8
朝露が 里芋の葉を 濡らしてる 鉛のような 雫が落つる
23
週末に 家族総出で 稲を刈る 空には二本の 飛行機雲が
23
朝露に 濡れる稲穂に 群がるは イナゴがピョンピョン 跳び跳ねる秋
15
あと2時間ねむりたいため頓服は ありよりのなし?なしよりのあり?(アリかな)
12
文鳥が肩から下りて邪魔をするキーボードの上に
糞
(
ふん
)
もする
14
「お茶でもいれましょ」と言ったのに「お茶がはいりました」の言葉やさしい
12
存在はいつかやぶれてしまうもの それならそれであだし野の露
11
くっきりと 流れる雲見る新月の下 鈴虫の音が思い出せない
5
スーツケースの車輪に桜貝の欠片 結露の窓に太陽を描く
6
自転車で坂道下る帰り道そろそろ上着いる季節だなぁ
9
思ったより深く皮を剥いでしまいました 私の身体でまだ
4
あきかぜに 名知らぬはなと あさがおは ゆれてバイバイ バアバをおくる
17
文字だけでぎりぎり繋ぎ止められてる まるで短歌みたいな恋だね
15
逃げ道寄り道行く先はどのみち暇つぶしだけが人生か
5
木を植えし先人達の声響く枝葉のこちらも聞こえてますよ
7
笑わせてくれようとする人がいて 優しくて涙出ちゃう言わないけど
12
夫にも友にも本音は話さない 何を守るかわたしの堰よ
14
普通の子羨ましくて眩しくて 吾子を蝕む毒の愛情
13
暇つぶし息子と象をデッサンし出来映え見せ合う土曜日の午後
8
まだ何も終わってないのに谷底の 闇を見つめて身を乗り出せば
8
死にたいなぁと撫でる手を 舐めては我の顔のぞきこむ君
9
紫の芍薬を焼べて動かす器は空焚きでも前へ
5
惜春の意味を調べ春は昔から大層好かれていると知る
7
さあ夜中思う存分筆振るう猟奇趣味とかグロテスクとか
8
精神の衛生上によくないよ『怖い短歌』が僕を悩ます/面白いんですけどね
12
美しく優しい歌を詠いたいされど我が脳命令拒絶
13
グロテスク描けば右に誰も居ず読むのがキツい日野日出志筆
6
呪われた子守唄詠む狂人が「君は必ず三日後に死ぬ!」/日野日出志『地獄の子守唄』オマージュ
4
血の涙流し半紙に「みなごろし」四肢なき娘筆を歯で噛み/三池崇監督『十三人の刺客』オマージュ
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