朝起きて初めに口にする漢方 ことさら苦く感じてため息
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たのしみです なんて口に したけれど そんなでもない気もしてる
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大人とは諦め上手な子供だと 思い知った61
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真夜中に配信あったの気がついて取り逃したよ うな眠い朝
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短歌うた上手く なるには多作がコツらしい 頭たたくも余計出て来ず
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塗り込めた 心の砂漠の ザラザラを みた朝に咲く 亜麻あまの一輪
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灯屋氏の珈琲注いだ海割れる 神秘の海を拓く背を押す
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いつぶりの青空だろうリラ冷えも渡辺淳一も大っ嫌いに
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去って行く貴女に貴方に幸あれと 願い私はボッチに向かう
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愛し合うふたりは愛を翔び越えてあの稜線のむこうに消えた
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失って初めて知ったこの想い 短歌うた友だって大切な人
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内々定を得た学生は6割とすでに春だなあゝいいねだな
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短歌本色んな技法インプット Utakataでアウトプット
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哀しみの 終着駅は まだ遠く 途中下車して 花屋へ向かう
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平安の世の実らない恋模様千年経って心震わす
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紺青のハート型した紫陽花にキャッキャ喜ぶ気分は二十歳はたち
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休日に元カノの悪夢で飛び起きて、まだ引きずるかと思わず笑う
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待望の再起輪島の料理店みたいに古希の再会一つ
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日の伸びて四時には夜明け日の入りは七時過ぎとなるけふ五月尽
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双方の隔たり急な浮き彫りはいい友達になった戦争
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運転が下手だからまた雨だから彼とドライブ中止も「好きよ」
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もうそれで開く扉の無い鍵を両手に握りしめる被災児
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御降にうちではみんな寝正月なのに母だけ女子する元気
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晴男だから天職警備員遣らずの雨よ降れと初恋
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出迎えの光景はあゝ夢だったドラフラ市長への初Vに
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寝不足で しっかり寝たい はずなのに 昼まで寝れず 寝不足続く
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袋から胡桃を探し胸に当て浅い呼吸を想像してる
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誤って落とした卵は床となり監督不行き届きの両手
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人肌の温度の柱だったなら抱きついてしまいたい帰り道
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恋心 甘い部分が溶け焦げて 固まりできたハートのキャラメル
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