丹念に床を磨いて蒼いろのヨガマットには鎮静のいろ
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年下のキミとの会話楽しいが 話すほどに貴方あなたいとしい
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あれこれと考えだしたら今日わずか 答えはきっと明日あすにも出ない
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まっさらなゼロへインクを走らせて君は宇宙の紡ぎ手となる
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積み上げた 筋トレ柔軟ウォーキング  コロナで中断 振り出しに戻る
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ハニーズのセールに秋の新作が まだ試着したら暑いんだろな
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次来るの 年末だねと 帰り支度  あと四か月 あと四か月 
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窓の辺の虫の音そして涼風を兄も聞かんやかの病室で
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文字を書く 文になるほどくっきりと 過去完了を自覚する恋
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占いの 個別面談 ガッカリだ 商材案内は御免だよ
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教室にたえてあなたがいないので 朝がのどかになってしまった
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カーテンの影だけがある教室をあなたが知っているのが悔しい
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無花果のタルトひとくち夏の夜 未明は遠い孤独なら尚
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孫と行く 動物園で 戯れる じじの役目と 張り切る我か
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鈴虫の 音色を求め 山あいに 昔は庭に 住みし彼ら
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我が友よ 医師に正常 指摘され 連れのケアマネ 驚くばかり
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「壺」の字をしつかりと書く壺井氏はおのが住所は三广みたかと略す
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なにもかもが淡いよ夏のかげろうの辻をひとりで帰る足許
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真夜中のなまぬるい水あなたにもきっとあるはずだった生傷
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悩ましく 遅く嫁ぎし 我が娘 写真の笑顔 ほっとするかな
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孫娘 退院するも 重なりて 母が今度は 咳酷くなり
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午後八時 仕事を終えて 高音多湿に 溺れ帰りぬ 秋まだ遠し
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傷ついた鳩が一羽で物干しに目を潤ませて佇んでいる
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捨てたなら 俺のことなどもういいか、 幸せになって ほんとそれだけ
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リビングの入り口ねこが居座って 毎回撫でて通りゃんせ状態
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猫柄でないバッグに千円出せなくて ポイント5倍の日まで悩みます
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夏の夜に 涼やかな音が 鳴り響く 赤き風鈴 夕焼け映す
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月みあげ 浴衣姿で 窓辺たつ 明日は祭りだ 大はしゃぎだ
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🌊なみおと、ナミオト、波音、namioto、なんか、なつかしい、母の鼓動かな
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ラジオ📻より、懐かしの歌謡曲、当時の自分を思い出し青春かぁ⁉️
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