『地に満ちよ』と増えた結果がこのザマか?愛のひとつも見えやしないで
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宝箱中身は全て燃えるから 私の最期に並べて入れてね
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贈り物お気持ちだけで充分よ 形あるものどうしようかな
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「孤独だね」言われて孤独なんだって初めて気付くような始末で
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必ずと運命なんて支配され僕はあなたの真実知った
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兎も角も まずはお手並み拝見よ 伯耆の国の電車男の
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旅の終わりが絹のような柔らかいスプートニク・キス 波で攫って
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吾ひとり苦しいわけじゃないんだね皆もそれぞれ痛みを抱え
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いいかげん信じるひとは馬鹿ですが 変わらんよりはよいのかしらん/いしばかよ
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十字架を背負いし君は祈りをと優しく僕を包み込んだね
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窓越しの柔らかな陽射し浴びて 毛がきらきら輝く ねこの微睡まどろみ
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きっとカクテルの味する唇はそのままで嗚呼終電が来る
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天高く飛びかえ天使神の元進め高らか胸張り踊る
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ちっぽけな水溜まりでもありんこはきっと溺れてしまうほど海
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八歳で稀少のキミは喜々として世に処せぬ我が業見抜きし
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十五夜の うさぎは空を 見上げては 「おおきなおおきな 青い月だね」
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ポケカラをひらけば友の歌声に深く癒され贈るペンライト
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毛筆はきらいじゃないが 尼そぎのわらべのころから不得手ではあり
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ひと夏はあつあつなのに いつからか あき風のふく仲になったの
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悪筆にて格闘しながら詠進歌書き上げ 少々麦酒びいるを嗜む>のんあるだけどね
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操舵室から夜の海へ突き出され 吹かれるままにばたばた泣いた
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スティーヴィーがFor Your Love叫んでいる 僕にも愛は残っているか
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再会を誓い合った日の二人だけに分かる合図で、シオンに咲く花
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潮騒の遠くで消える境界線越しにあなたとわたしフラミンゴ
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教室と診察室の「先生」とその他「センセイ」は同音異義語
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足ぬぐふそのくるぶしの白さゆゑねむれぬ夜をすぐしてけりな
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さびしくてスマホニュースの通知音鳴るたびにすぐ「はい、なんですか♪」
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カフェインは痛みを招く 大好きなコーヒーを断ちはや二十年
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休みとれ、休養せよと言う身体からだに逆らえぬまま横になってる
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トラブルあと 疲労 空腹 にわか雨 傘無し 坂道 黒猫横切る
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