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朝陽受け舞う淡雪は花に似て 儚き様は冬の季語なり /「
風花
(
かざばな
)
」
19
闇晴れて
垂
(
しだ
)
れる梅は滝のごと夢の流れる いのち煌めく
23
布切れで覆い隠した胸のうち君にまみえて襤褸乱れる
9
冬籠り 啓蟄過ぎし虫たちも 寒さ緩まず巣穴に戻る
22
「おそすぎて…」と妻ぼやきゐしパソコンをリナックスにて蘇らせたり
7
「雛人形 急いで片付けなくていい。」嫁ぐ気の無い吾子の迷言
21
恋歌を何故か白々感じるは 歳のせいかな素直さ足りぬ
13
君のこと プラネタリウムに誘うため 宇宙が後に できたらしいな
7
悩めるショートスリーパー午前二時 ネットでググるくだらないこと
10
これからは独りで生きて行く覚悟 娘よ早く独り立ちせよ
9
嚥下障害子らにも旬の味わいを「あったらいいな」形は春に
23
なんだっけ 知ってるけれど 出てこない 考えてると それすら忘れ
6
いつの日か痩せなさいって強く言うそう言う人をずっと待ってた
21
誰ひとり触れる事すら出来ずいた『太り過ぎだよ、痩せよう!』が来た
19
『糖分で体は錆びて行きます』とシュガーホリックまじまじと読む
14
「動けたら何をやりたい?」真っ先に部屋の掃除と家具の移動だ
20
瞬
(
まばた
)
きの先
瞬
(
またたく
)
く星の囁きを 雪夜の月を通して詠う
7
痛いのは飛んでくもんだ歩けずにテニスボールを回す足裏
16
痩せすぎて「増やしなさい」は優しくてデブに「痩せて」はとても厳しい
14
きらめいた瞳の形まんまるであなたの好きなパンケーキみたい
5
この生の辻褄合わせを求めれば 善と悪とは有耶無耶すぎて
13
目を閉じてこのまま朝が来なくとも 冷たい頬は冷たいままで
4
手荷物を持ちかえて差し伸べられた指先をつつみ込んでお別れ
8
言いかけた「ずっと一緒」のずっとって 永遠なのかなやっぱり無理かも
6
一日じゅう昼の香りがただよって生きていられる気がしたよ、春
9
遠くからでも分かるひと太陽は遠くにあってこそあたたかい
9
冷たいが先に来ていた町を出て知った底冷え、ゲームスタート。
4
梅の花やっと咲かせた老木を労うようにホトケノザ咲く
15
ねぇ君と食べたあの日のクレープの重たさだけが手の中にいる
8
タカトシのタカが着ているライオンちゃん キティちゃんより好きかもしれない
16
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