放課後の香りが鼻に染みて散る春の祈りは届きましたか
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夏はそう撃ち放たれて星となる戻ることなくそれっきり
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酒飲んで見なかった映画見たいかな?別に良くね?ただの映画さ
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アイスティー氷が全て溶ける様にくだらぬ話が心地よい今日
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いつまでも忘れないなど簡単に言ってしまえるきみが嫌いだ
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ひざ曲げてつばさたたんでねむるらん薔薇の内部の薔薇の妖精
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「中島よ。俺は野球がしたい。お前と。白くて光る球、投げれるぜ。」
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ジャスミンティーふつふつ湧いてくる泉身を清めたらわたしが咲いた
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おれならばどこへでも行ける気がしてた 月で花見がしてみたかった
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とこしへの愛などもはやたのまねど薔薇咲きにほふ聖五月かな
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嘘つきは麻薬となんら変わりなく口に含めばもう止まらない
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実家ではないならどこでも引っ越したい 天蓋ベッドかボロ安アパート
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「経済は覚醒剤で動いてる?」「この国ではまあ部分的にそう」
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『ふりだしに戻る』を宣告させられた人生ゲームを楽しんでいる
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麻雀の安牌を切るかのようなカルペ・ディエムに囚われていた
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小夜鳴き鳥こゑのかぎりになくゆゑにけさいちりんの薔薇咲きそむる
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こんにちはよろしく僕は風船だ 地に足がつかずフワフワしている
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あのときのかそけきわたしたちがいま空を満たして星と降ります
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まだ生きていけると思った 新作のコンビニコーヒーを見つけた時
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「サラリーマン」「それはスーパーヒーローの名前?」と聞かれそうかもしれない
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ひらがなを終えカタカナをおぼえてる娘に教えるシとツの違い
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しらたまのうなじの細きをさなごを蝶よ花よといつくしみつつ
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昨年の今日ごろ初めて飲んだ豆人生を変える魔性の香り
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象という名のコーヒー豆を手に入れて嬉しすぎまじ開けられないわ
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ふんわりとまるでワインのようなそれ胸いっぱいに満たして眠ろう
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甘い香りがどこからか漂う 君の香りじゃなかったなんて
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なあおまえたとえばおれを殺しても おまえの春はここで終わりだ
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‪南国の色とりどりの鳥たちの 求愛の舞い‬恋か愛かと。
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燃えているエンジンかかげ水星へ放って赤い流星となれ
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結局は消費してゐるだけだらう肉もマンガも天皇さへも
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