7バーディーの猛追運も味方だと古希が笑顔になった初V
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リヤカーを引いて行商半世紀句を歌を詠みまた見せている
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階下より味噌汁の香のただよひきてパソコンを閉ぢ朝食に向かふ
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富士さんを 登る余多のライダーに 今年も君は晴れ晴れ笑う
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死にたくてだけれど光は君だった 愛されている、だから死ねない
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ほろ酔いの頭でセールひん注文は できず半日持ち越せるなり
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明日はね義母ははに借りたる本を読む お固い本じゃない 愛蔵版コミック
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写メールのいいねスマホで撮った今日いいね宅配プリントアプリ
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駄菓子屋をダガシャーと呼ぶ子らのチャリ 「駄」の字を知らず風は吹いてる
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カレンダー千切る「思い出にするな」と記憶に代わり叫ぶミシン目
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マニキュアが艶めくまでを重ねては揮発を遂げる香りいにしえ
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ジンソーダ飲みたい飲みたい飲みたいな 微かな頭痛を無視できなくて(しょぼん)
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失恋後友の励まし頼もしく愛は一つでないのだと知る
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走れどなお 追いつかれる日 その日まで 思考差し出す 目は離さずに
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喉の奥 枯れた痛みだけがあの時の熱をまだ覚えてる
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青春はちっとも分からなかったけど 視界の片隅に居られるだけで良かったの
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思うより辛い現在ミライじゃなかったな 過去あの日に君がいてくれたから
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眠れない 眠くなるのを 待つしかない この1粒の 眠剤が効くまで
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夜更かしの 袈裟の吹けての 垢さ座め 今日麓にも 至る月よか
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近頃はフラッシュバックの甚だし 幻燈機など思い出したり
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イライラし短歌で気分転換をしようと思いうたかたに来た
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正直さ、 この世に未練はないけれど バカは馬鹿なりに足掻いていーい?
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肉体は過去からの使者 野に花に鼓動を響かせ呼吸に満ちる
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去っていく銀幕の上の白い字を惜しんで追ってる君だからいい
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今日のこと噛み締めながら酒を飲もう 逆手に持った銃の重みを
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いつまでもフードコートで待ってるよ 終わった世界のイオンモールの
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おとなしいグラウンド 九回裏の土 白い腕振る 硬いユニホーム
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愛犬に顔を舐められ起こされる夢見て起きる休日の朝
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あの時に 数分ズレたら 出会えずに 今も見知らぬ 他人のままで
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雷が好きな友人信じられん しっぽ丸めてスタコラ逃げる
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