健診後きょうくらい 自分に甘くて良いだろう? ラーメン大盛味玉付きで
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詩に淫すこともなかれば八月の縊死の牡犬駈け廻るなり
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人類の存在こそが罪に見え赦されたくて海を眺める
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「ありがとうございます☺︎」たったそれだけを 何度も書き損じては丸める
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チビ猫が おひるもらいに起きてこない そんなものぐさ 母に似ないで(笑)
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気に入りの月餅 早めにゲットする お月見時期には売り切れるから
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デジタル化 ひとつコケれば みなコケる 紙カルテの時代 懐かしみ
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院長の パソコンご機嫌ななめにて 進まぬ診療 吹き出す冷や汗
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花火をば 見上げる影や その曲線 無邪気な君よ 手に汗握る
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君がため 髪を解いた あの夏夜 三時半ふと 飲んだあの味
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きみが僕の海に浮き星うかべてく 全部全部が星空になる
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若き日の私を全て抱きしめて 楽しみ見つけ生きる毎日
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夏バテのラジオあれこれなだめつつ叩いて振って品届くまで
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ラヂオから抗うと言う語の聴こえ来てやってみるかと思ったりする
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将来は 鮫の恐竜に なりたい子 ママが泣くぞと うそぶじじい
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三十一みそひと星屑ほしくず脳内ループして瞬きもせず夜へ沈澱
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気難きむづかしい息子きみとの同居始まって 嬉しいやら気を使うやら
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「クソ暑い」流れる汗黒の半袖 君は普通の男の子だね
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clematisの毒で殺して 貴女の隣に似合うのは僕の剥製
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蝕の夜に手頸の疵は黑く咲き貴女の闇を華に喩える
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水溜 裳裾を絡げて跳び越せば少女の青空は戦争を識らず
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負けて勝ち勝って負けたる若人よ 心身震える再びの夏へ
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天辺てっべんで 涼し顔して 喇叭ラッパ吹く そちら西向き 東はあちら / 朝顔
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これからは海産物を食べる時トリチウム入り覚悟する業
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暗幕の 夜空に降りし 通り雨 咲かせる傘は 星となりけり
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ちょっとの間 ねこと夜明けを眺めてみる でもねこふと見ると 母を眺めてた
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おこられてずぶぬれになって帰る夜今日はなかったログインボーナス
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神様になってもここに来るからね、歴史を全部反故にするから、
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フォロワー! あなたのことが好きなのは惰性じゃないよ 慈愛からだよ
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慶應が優勝で締めた甲子園 明日から何を楽しみにしよか
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