ニッポンのいしのかたさがきにかかる まるくなったりやぶれてみたり
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叱られた君が泣くのを見たからかばあば昨日は寝つけなかった
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何よりも君の姿を想うだけただそれだけで生きる希望だ
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五日過ぎ溜まった日記の天気欄 当てずっぽうははじめての嘘
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まだ白い手が捕らえたる油蝉 はたの微笑に見る不可逆さ
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出演が年下となりもう来ない夏の青さを知る六畳間
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蜘蛛の糸どうか垂らしてくださいなここでいい子にしていますから
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外に出て 第一声だいいっせいに さむいって きみが言うから 余計よけいさむ
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今年初 種無し柿を切り分けて 要らぬといふので独り占めする
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くびさん ニュッとのばして ねんねする ねこはときどき ツチノコになる
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もうきみに愚痴は言わない治りかけの風邪を医者には診せないように
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夜の闇 見かけも雨も 気にならず 大胆になる シンデレラかな
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蜘蛛くもの糸掴みて得るは ひと時の満ちた思ひ泡の如く消ゆ
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混ぜ込んだ オーレオリン色澄ましバター 濁った僕じゃわからないけど
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反射する、私の瞳が綺麗だと  醜く眩しくあの満月
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幽霊はこの世にいないよ、そこの僕。 おじさんどうして ぼくがみえるの?
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すくい取るわずかな水でパチパチと洗って乾く目に救いの手/シェーグレン症候群
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目薬も乾いた口に含む茶もトイレも増えて秋と思いし/シェーグレン症候群
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血色の悪さをまるで美のように褒め合う怖気立つ美白主義
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早起きは三文の徳顔知らぬ君とマンゴージュースに乾杯
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しとしとと秋雨の日の風景はどこか寂しげに目に映りけり
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オスナ蹴る、胴上げ縦に飛ぶ、そんな君の真面目すぎる流し打ち /31 山崎晃太朗
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私とは誰であろうか おいっそこの誰か 名前をよびかけてくれ
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それぞれの正義が呼ぶは愛憎あいぞうか 行き方違えど 同じのもと
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新札の現物をまだ見ていない現金使う機会無いから
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昨日まで冷たいお茶欲したが今日はホットティー味わう
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口惜しき過古ありぬ ぼくら係留場の反対にゐて
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唇を噛んで悩んで揺れながら過ごした若き日愛し秋の夕
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映画ではない日々をただ過ごしてく葡萄は葡萄の味をしながら
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散歩道朝露光る草むらの虫のむらにて杖の音止まる
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