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古き良き馴染みの店も 継ぐ者もなく 畳みゆく 惜別の春
20
新年度 目のやり場に困るのは 膝上丈のタイトスカート
9
この頃は三百円で文庫本買ってたのかと積読の底
16
そこここに開花す桜美しく それで十分お花見気分
35
「オシャレとは我慢!」と昔聞いたよな ちと寒いけど
タイトスカート
(
タイト
)
で出勤
20
濡れそぼつ畑も屋根もてらてらと雲なき曇り空を映して
15
春風と通勤列車見送つて眼鏡の上にサングラスかけ
4
八人の歌人でてきて披露する『今日』がテーマの朝の歌会
5
「懐メロ」と「妻」「子」と「酒」と「時事ネタ」と「仕事」と「友」と「むかしの恋」が
3
新品の上靴ならび待つているまだ踏みしめていない廊下を
10
餌台の順番待ちのシジュウカラ向かいの枝で井戸端会議
18
旅よりのめおとの椿一つ枯れ無垢の白に哀しみの咲く \ 伊豆大島
18
コロコロと 変わる天気に惑わされ ヒート脱いだりダウンを着たり
21
晴れ間みて自転車とばし買い出しへ! 珈琲豆の名くりかえしつつ
12
君が来てくれたら良いのにと思って 部屋を片付けた 寝る
3
花も見ず 君は行くなり春浅し 風にゆらるる蕾ひとつが
8
四月初旬 やさしい嘘がとびかうなか 気づいているか 桜の白さに
9
あなたには許されていた。春の日のてもち無沙汰に握るゆびさき
7
遠くまできたね。ずいぶん−−そうか、もう、帰りのきっぷはいらないんだね
8
テーブルの下からニョキり白い手がガバッと開く伸びをしている
13
切る話し?「百人いたらクビ一人」百人一首の認知度いかに
19
三日前
ガムを盗んだ少年がボールを見逃し一塁にいる
5
どうせ神など私を見ても 踊る阿呆と笑ぅてる/自分の中にある狂気(都々逸)
4
ひっそりと胸の奥底沈んでる 叶わぬ願い「甘えてみたい」/自分の中にある狂気
5
目の前の傍若無人を見る度に 言ってはいけない「〇ねばいいのに」/自分の中にある狂気
4
ふと気づくこれでこれまでとは違う自分になるのだこの子を産むと/自分の中にある狂気
4
懸命に日々の暮らしを支えてた そんな私を何が支えて/自分の中にある狂気
7
まだ迷う タイヤ交換 衣替え あともう少し 暖かければ
9
新しく道を辿ってみたいよな 年甲斐もなくそんなことなく
5
走りゆく 数字の流れに 身を任せ ラッキートリガーで 死なずに済んだ
3
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