花なんぞ糧(かて)にもならぬと無愛想に キンクロハジロ丸く浮かんで
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川風でなお四分咲きや土手桜 ゆるゆるとした時の解凍
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ため息でごまかしている 本当は駆ける電車に触れてみたいの
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指先の冷たさが寂しさに変わる 君に会えない夜を数える
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わたあめが如き君の愛 甘しちょっと息苦し雨降りてまぼろし
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この傷は私だけのもの花びらでやはく包(くる)みて歩を進めたり
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紫のしたたるみづはあでやかにいのちうるほすあなたの巨峰
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将門公もコスプレ愛でり 霊(だれ)も天照(かれ)もが祭り好き
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目に涙 カラのコーンを握りしめ 落ちたアイスを吾子は見つめる
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新ドラマどれなら二人で見れるだろう 減りゆく会話の種を撒かねば
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今はもう世界の星のあなたにも  一人泣く夜があったのでしょうか
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寝坊して 仕事休んで 天井と壁をながめる刑に処される
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肩書か母か娘かぼかされた女の生きた証は遺り/百人一首
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風強く さくら舞い散る ひらひらと 小学校も神社も満開
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お会計70人ほど待ちました 薬診自体は30秒ほど(これだから大きい病院はー)
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いろいろな味や香りをつけた酒 おもしろいけど総じて甘い(肴に合わない)
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春雨や 全部纏めて炒めたる 桜の仇だ悪く思うな
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何事を期待してるか猫さんは先回りして振り返っては
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母の愚痴 聞き役の私 生まれながらに便利なグッズ
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私の猫も母の私も同じ 懐く猫に抱く憐憫
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やっぱりねアナログがいい アルバムを開けばそこに家族の笑顔
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栓をして心臓になる頭まで小さな鯨が沈む暗闇
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喫茶去(きっさこ)や イーロンマスクの一日と我の一日 比ぶ是非なき
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ようやくひび割れ治りつつ、あいたた、まだ健康骨なりきれず
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非常ベル押してしまいたい衝動を抑えて今日も大人でいるよ
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ぐちゃぐちゃに 人の心を汚しては 掃除もしない 忘れないから 
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春雨や ちひさく濡れる桜たち 陽が差さずとも美しからむ
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うかうかと 春の陽気に 誘われて 何も持たずに ここまで来たの
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自転車を 気分爽快 走らせて 店に着いたが  身ひとつだとは
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平日の 見慣れた車窓 開花した桜に染まる 景色にも春
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