まどろんで 夜の車窓に リズムとる 映画の余韻 笑みも優しく
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温と情とは名ばかりに己の胸のみ温めてえへらえっへらしているね君は誰より外道だね
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今日の日を人らしくなく猫みたく過ごせるわれを どうぞ笑って
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AIエーアイと ヒトが創った 短歌をね 少しは区別 つけていきたい
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妹を 旅行行かせ 我家に 同じ血されど 心は遠し
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もうこれで、さみしくないね ロウソクの火を吹き消せば今日が記念日
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はしたなきほど泣き放ち河川の歩道自転車駆る
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「もういいや!その一言が超危険。」 息子が言った 宿題しながら
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私ってキレイかな、に口裂け女みたい(な質問)とおどける
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血みどろの下着 祝福を受ける生き方が出来ない 五月闇
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雨の日の深呼吸ほどキレイなものはない いろはすのももが濃い
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いにしえの哲人言いし痴愚演じ狂したフリして遊興せよと
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紫の 花咲きほこる 秋の庭 雨降られども 凛と立ちけり
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ややあって いまさら気づく不在票 ポストの隅で寝息もたてず
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ギャルアユと 浜崎あゆみ カラオケで 並べたときの 時代のエモさ
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燃える火のように広がる彼岸花赤から茶色に燃え尽きる花
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素直になれない僕だから もういっそぜんぶ手放してしまえばいいね
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心臓を撃たれたようだが痛みはない それが優しさなんだと思う
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特売時 冷凍庫にて 眠らせた 肉をそろそろ 起こすリミット
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買い控え 給料日まで あと少し 庫内とレシピ にらめっこして 
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おかしいな いまだにクーラー 扇風機 秋の煮物を 寝かせながらも
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この世では飲まなきゃやっていられない ファイトイッパツ 元気ハツラツ
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雨雲が不穏をよびそう ざわざわと 背筋伸ばして口角上げて
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レンコンの穴を残して齧るわざ人生似たり無理難題よ
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買い物で余計な甘い物買って買わなきゃいけない物は忘れる
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戦死せし弟のため「○ばかり」笠置シヅ子は涙を流して
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栄養を補給したくて立ち寄りし半年ぶりの本屋閉店
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おたがひの足音のみを聞いてをり話の接ぎ穂見つからぬまま
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六甲山は 一足早い冬支度 小学校にて ストーブ火入れ>霜降
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ホッ豆乳ココアを淹れて リラックス 日にち今日まで 木の実のタルト
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