弱火寄りの中火で煮込むトマト缶 シャウエッセンの公式レシピ‥じゃなかった(笑)
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ふっふっふ 旦那キミは要らんと言ったよねー ハロウィンのポテトスナック美味なる
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夫婦ふたりにしかわからぬ略語でラインする 精神年齢どっちもどっち
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せい高きアワダチソウを縫って舞う紅白黄蝶風に煽られ
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いつか見た欄干に立つアオサギのはてなの形また思い出す
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母ぐったり ねこはしんぱい でも踏んでく 踏まれる前に腹に力を
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一つだけ朱に交わりても朱にならずプライドのある白き彼岸花
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蜻蛉とんぼさへ片方かたえに連れのあるものを我が身一人の秋ぞ悲しき
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ひと夏でセンチ伸びた木が 年々縮みゆく身には眩しく
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エアコンを使うや否や迷ひしが 風の水琴ふうりんを選び過ごせり
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人の世にパスはないの?と言いかけて 手札無いのに進み行くターン
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公園の 噴水眺め デトックス 飛沫と音で心清める
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月影の 夜の庭に クコの花 薄紫の孤 ちいさく震えおり
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鉄道の手荷物共に二人掛け車窓の木々はみどりあおあお
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送り状書く気力もない日もありて 印字サービス使ってみたし
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ねこ同士 そっと寄り添い くつろげる ねこ母、スマホを構えて激写
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女子の日にもれなく痛む親知らず ダブルパンチはちょっと勘弁
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涼しさを覚えるゆえか寝過ごしてアラーム3回きっちりと止め
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受信トレイトレイにはかたりで来てる【重要なお知らせ】だけが山と置かれて
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早咲きのコスモスの群れに戯れて犬は花弁をつけて秋、来る
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かれらのなかに目開きはひとりもをらずさばつれだちて村へかへるなとつげき
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一夏を共に過ごして子供らに何かを残す動かない虫
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どうしようもない私たちのようにクリームの溶けたウィンナーコーヒー
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朝露のおきていなばのおとづれもまつにつれなき夕暮れの空
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風の音も秋ぞと告ぐる蓬生よもぎふに露重げなる松虫の声
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相変わらず満員始発、あ〜今日も会社かぁとため息😮‍💨もれる
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コミュ力は高い方だがあなたにはその力さえ無くしてしまう
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お金しかあなたと繋がるすべがなく 今日も私は取り置きをする
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眠ったあと ねこは復活 母起こす たとえ1時でも 元気がいちばん
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「たすけて」の四文字ついぞ言えなくて ベテルギウスに相談してる
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