いつもとは 違う道行く 紅葉の 公園見つけ 小さな旅かな
17
着倒れというほど服は持ってない 着倒した黒のキャミワンピあらう>京じゃないけど。ここは食い倒れの街(笑)
7
やはらかな日差しなれども 風吹きて 洗濯物が揺れに揺れたり
15
冬ざれの 棚田にひとつ 背中あり 人世ひとよなど知るかと 晴れ渡る空
8
週末は寒波や遅れて師走かな朝窓結露のつかぬ暖かさ
19
こだわりと思い切りとの尾根に立つ 今日の牛丼豚汁とする
14
久々に スカート揺らし 歩くとき 歳をとっても 女を自認
16
亡きがらに蛆わきいでば鳥どちよせせとついばみ歌え世界を/遺言
8
死する前覚えたい事やりきれず無縁仏が無知で焼かれる
12
朝ごはん 米炊き忘れ 気分変え 歩いてパン屋 定休日なり
12
オットット 洗剤入れずに洗濯を 回しそになり 焦って一時停止とめる
11
売り出しの価格でなくても買ふものは ねこのおやつと ねこ母りんご
13
母にねだり 買ってもらったクリスマスブーツ(小)お菓子はなにが入っているかな
9
雲間から富山平野に陽がさして 神の御柱降り立つがごと
19
未だ冬が来たと凍える日は来ないこのまま春が来ればいいのに
9
あら意外 富山から乗る客フランス語 トロッコ列車でもみじを観たの
12
夢を見た仕事のミスの夢を見たもう辞めてるから起きてまた寝た
12
腰上げてそっと屁をこく新幹線 換気完璧たれも気付かじ
7
散居村 ときわの木々に護られし なかに一本イチョウも混じりて
9
ぬばたまの黒き待ち受け画面には 恐ろし我の枯れ顔映りて(ぬばたま、使ってみた)
7
眼球を取り出しポチャと水に浸け装着したい程ドライアイ
16
冬枯れの長野市内に雪はまだ 味噌工場の湯気あたたかそう
11
経済の 損失だけじゃ ないんだな 電源落とし フリーザー撫で
7
フリーザー ドアが開いてて 全部溶け 泣く泣く処分 強制リセット
9
特別が特別ぢやなくなつた日の安堵よ皿でも買ひに行かふか
4
生涯でおほよそ九千首を詠める牧水のうたはありがたきかも
4
午前四時 木々の会話に 耳澄ます 葉を落としては 冬に備える
22
ベルの音は上の句の如く絶え間なし風切り伸びるブラウスの腕
5
覚悟決め 職業人に なり切れば エプロン姿 気にならぬもの
6
エプロンを 買って貰って 喜べぬ 男尊女卑は いまや罪悪
3