生まれての三年間の父母の恩 「論語」の心 ここに極まる
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流行りもの「地球にやさしく ♡」 この言葉 なんて上っ面だけなんだよう
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地球とはおおむね融けた鉄である ほんのうわつら 固まってるだけ
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この仕事やれるもんならやってみろ!システム外の歯車の意地
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旧工場太い柱が邪魔をして荷卸し遅々と朝焼けを見る
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下だけが買ってもらったガチャみつけ 上の追求コナンのようで
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袋から菓子こぼれてるうたた寝にテレビの声はいい子守唄
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「これママ」と息子が見せるわたしの絵シワがくっきり今日おやつ抜き
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怪談を聞かされた夜はおトイレに一人で行けないお化けの子供
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親河童末頼もしく眺めてる子らが無邪気に遊ぶ尻取り
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どの星が欲しいかそっと言ってごらん取ってあげるよ君の指輪に
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祭果てて人影絶えた広場から梯子でピエロ星へと帰る
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心だとあまりに絡みやすいので指先だけでそっと繋がる
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今日もまた 君は来るのか 来ないのか 心が痛く 悲鳴をあげる
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知ってるか 儒教のために この国の 人は窮屈 息も絶え絶え
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正直に 生きることさえ 難しい 人の誹りを 恐れるあまり
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その日まで 命を絶たず 明るくて 優しい君の 笑顔を見たい
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いつの日か 苦労や不幸 すぐ去りて 幸福が来る 朝日のように
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少しでも いいことあれば 誇張して 幸せなんだ そう思えれば
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幸せな 人を羨み 僻んでも 不幸と思う 心癒せず
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人々は 不幸な人を 敬遠し 関わらぬよう 無視して過ごす
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幸せと 無縁の君に 自らの 人生写す 危険な想い
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君という 人に退屈 まるでなし うまくいかない 不幸の坩堝
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買い替えた 寝具の上で微睡して 見るも叶わず 邯鄲の夢
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人の背に 影を落とす苦しみを なぜに木枯らし 拭い飛ばさん
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月経痛、ゼミ、アルバイト、最新話全て襲来する木曜日
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働いて食べてあなたを抱きしめてそれが普通と思ってみたい
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逢う都度にどうして俺に構うのと尋ねど答えず視線も逸らす
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1時2時3時に襲い来る眠気4時5時6時には何処へと
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幸せは階段登る目の上にミニスカートの裾があるとき
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