また一人 悔し涙を 隠しては ひっそり辞める 隠れるように
0
自分だけ 幸せなのか 残酷な 会社になった 殺伐たるや
0
能力が ないと思われ 馬鹿にされ 去って行くのか 厳しい会社
0
泣いている 悔し涙が 零れては 会社の人に 見られてしまう
0
空が澄み冬告げる星オリオンの三つの灯 都会まちをも照らす
2
ピザパンを食べたくなるが週末に本物が来るぐっとこらえる
4
黄色い線の内側へお下がりください俺が居るここが内側
1
大掃除いつも迷って捨てないでいるラブレター今年も一人
2
玄関にサンタが来たと言われたが見には行かない信じてたいから
1
卑屈さも度が過ぎもはや気を遣う程のおじさん傲慢腹肉
1
趣味ですは言い訳にしか見えんからてめぇで言わずに聞かれたら言え
1
モテ期だとこぼした君は僕を見た へぇと頷く嗚呼だから僕は
1
夜更かしの朝に感じる速度感 昨日に置いて行かれる気がして
1
世の中は金が全てとつぶやくと全てじゃないと金持ちが言う
0
黒いって思うあいだはぜったいに見つけられないブラックホール・
2
飼い主に似たブル背中に落ち葉乗せ吾を見上げてお尻ふりふり
4
しーさんのかいほうひいて いちたたきいちげんはじきの True love
0
肌も髪も艶めいている冬の朝だれか私を愛でなさいよ
2
しんとした湖に耳すませてちゃ働けないから陽気なビーチ
0
少年は、側溝のドブの中にも夢を見つけているもんだなぁ
0
年の瀬を 熱気で包み偉業とげ四海に響く  大和魂
1
いくら小さく見えようとその中で暮らすしかない世界なのでね
2
真四角の車窓に映る薄雲にふと口にした春はあけぼの
0
夜の街仲間と騒ぎ盛り上がる死ぬことだけを考えながら
2
今度こそ代々木上原止まります 二五回目車掌の手汗
2
朝日を乱反射する海のごとき目は 「そこら辺にある」を「そこにある」にす
1
勇気出し腰と下腹吹き抜けば 空にとどけよ小豆浜
1
ゆめゆめとゆめにたゆたうくろかみの 碧ほんわかスリジエの君
2
左手の薬指を噛み切ってこれからわたし、神様になるね
2
甲は君乙は私で一生涯離れられない契約しよう
4