水無月の 台風一過の 青空を どこへ行くのか 雲が飛ぶ翔ぶ
10
狭い部屋八十八鍵の夢の跡重くて硬い朽ちない音を
6
退職後再々雇用パートだとぼくもおなじだ友達なんだ
4
蒼ざめたインドのエール一杯できみは帰ってしまいひとりで
1
「ふさふさと生えた」と言った感性に 思わず笑った hydrangea(紫陽花)と
3
見下ろせばぶち雉虎、黒猫が三竦みにて餌を待ちゐる
9
馬の名に印ばかりを付けないで記念日くらい丸で囲めよ
11
言の葉は 心を映す 画となりて 彩を増し 人を仕上げる
12
鴨居から見てる人等の時代には豊かな時とまぶしい光
8
その愛が上手くいっても違っても あの日の自分を忘れず生きたい
5
白猫を 初めて抱いた 初夏の日に 身体の重さ 予想より上
14
雲の上 一緒に居るのは 僕だけど、共に要るのはアイツなんだね
3
君が開けた数年前のピアス跡しこりがいまだ取れないでいる
6
目を見張る演技上手な子役見る 人生2週目可能性大
2
好きなとこ10個あげよと言うキミに ひとつでいいよ全部が好きだよ
10
水晶に刻まれしこの一条は 太古の空を翔けたいかずち
12
マスク中口の両わきほうれい線いっこく堂の腹話人形
5
日付変わる地球ほしの自転に私だけ乗り遅れてる取り残されてる
9
春先に梅を扱う人を見て今年こそはと思うんだけど
9
疾風よ私の不安風に乗せ 遥か世界に運んでおくれ
5
あめふって あめりかざりがに あるまじろ あにーぱいるか あのにます。 / だいじょぶGoo`Job
1
彼の目に見つめられるとうつむいて 何も言えない初恋だった
8
キミと会うその日をひとり考える でも、たぶん、そう、想うは吾だけ
3
落ち込んで きみからきいた カルチャークラブ 踊り出したく なるのはなぜ?
1
弱いよな親なんだから強くなきゃ 息子の方がずっと大人で
5
「大丈夫」そのひと言がもらえたら ココロ落ち着き短歌が詠める
3
如月の霧雨が沁む傷痕に騎士団長は北風を負う
0
君がゆく涙は風にさらわれて吸いこむ空はどこまでも青
11
定刻に いつものふたり いつものよに 西陽に揺られ ガタンゴトン
1
君の言う「好きそうだよね、琥珀糖」CMよりも効果ありそう
4