ひらがなにカタカナ混じる小一のノート二冊目漢字チラホラ
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繋がって僕の心は燃え上がるでも君の目は青より蒼い
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切妻の 屋根に憩いし初雪に重ねる旅の 終わり儚く
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MRIに入っていく気持ち 竈で焼かれるピッツァの気持ち
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人造人間っておかしくないですか? だって人は人がつくるもの
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突然の胃痛があなたを襲うとき それはわたしが泣いてるときよ
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いいね!さえ押せないくらい好きな人 推して参りたいこの心情を
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樹も空も知らない。人の眼の中で「冬」を構成していることを。
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怒と哀を抑えるように生きてたら喜楽も僕から消えましたとさ
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ハチ公前 雨が私に逢いにくる前に私に逢いにきてくれ
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新潟のガキ 新潟のブックオフ 新潟の雨 どこかのおまえ
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「誰だろう」気になっていたシトラスの匂いの主は君だったのね
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寒くても やっぱり一人がいい それは娘がいるせいか 
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嫌な奴 良いとこ探すの 疲れたな 逃げるが勝ちか 今日は早退
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振戦と不整脈の原因は 心の薬だった どちらを選ぶか
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昨日駆けっこだった落ち葉が今日はどこかへ飛んでった
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スーパーの野菜パックは現代の免罪符です徳をむさぼる
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夜はふけて窓を鏡に踊ったら世界で俺しか知らない俺だ
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決勝は仕組まれていた 神の子に最後の試練神になるため
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この街を出ていく未来見えなくて髪にまつ毛に未練が積もる
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想い出になる日を今日は生きてみる机にそっと名前刻んで
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ここからは動けないのに十億年後の話ならできる自由よ
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辿り着く場所はこことは言わねども光は決して偏りはせぬ
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「いいね」とは良いと思って押すもので好きとか愛は関係がない
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塗炭屋根に落ちた夕日と 電柱と カレーの匂いと 赤蜻蛉と
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帰宅時にルンバが少しうろつくと起こしちゃった?と謝ってしまう
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さっきまで優しく光で包んでた俺の思い出は夜に逃げ出す
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古時計 回れよ回れ 気を病んでいじけた俺の分まで回れ 
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太陽よ あゝ太陽よ 太陽よ お天道様も明日は見えぬか
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本当に催眠術が使えたら 貴方を好きな私を消すわ
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