屋根は良い。けれども時に火を放ち空を見ようとするのも人だ。
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体温のじわりという音が響ければコットンの空からだをあずける
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クリームのパスタをうまく敢えるゆび遠くみつめる中目駅前
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君のいぬ小部屋に息を置いてきて長いまつ毛の濡れていくこと
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うたかたと思い出せずにあかるみの師走の夜を駆け抜けている
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バックミラー越しのカップル楽しげで鉄一枚の二人の世界
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白子猫 寒波の下に 保護したり されど威嚇を 未だ続けり
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今回も仕事納めは大晦日 仕事始めは正月 生きよう
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目の前で薬を飲んで一言の心配もなく 愛はカピカピ
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行き帰り玄関の前に落ちている木の葉の差だけ冬が進んだ
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さよならを 言う時もなく 君は去り 他人となりて 忘れ去られる
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この道を もう来ることは ないだろう 君は思い出 記憶となりぬ
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理解する 心を極め 知識得て それでも何も できぬことあり
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君の道 私の道は 交わらず 君の心は 開かず終い
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やったよな 思い残さず 悔いはなし どうにもならぬ ことは関せず
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ダメ元で やると決めたら 全力で やったうえなら 結果は知らぬ
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一か八 やるというなら 潔く 成功に賭け 全力尽くせ
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ありえない チャンスを待つか 一回の チャンスに賭ける どっちがいいか
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やりすぎて 嫌われるのと やらずして 無視されるのと どっちがいいか
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言い過ぎて 失敗するか 言わずして 無視されるのと どっちにするか
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中学の頃に一度話した子高すぎるスコアLINEツムツム
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妻とのたこ焼き十五夜お月様 私のたこ焼き良くて十六夜いざよい
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人の死も時間が私を大丈夫にさせるが、それさえ私は悲しい
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指先も耳も凍って摩天楼見下ろす分だけ遠くなる空
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夢の中 会うことすらもあたわざるされど慕いし 泉下の父よ
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寂しさと寒さを捏ねて空飛ばす ホワイトクリスマスのできあがり
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サッカーをお相撲さんがやる妄想フィジカル勝負の迫力すごい
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眠いけど 明日も仕事 そうなれば 寝たくなくなり 気づけば夜更かし
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眠れない真冬の夜の憂鬱は薄い吐き気に換算される
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膝掛けと額に錘を入れるような眠気を誘う冬の寒空
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