窓外まどそとに広がる 銀世界ゆきげしきじゃなく それを眺める 君を見ていた
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もういない温玉旨辛ラーメンがわたしの脳に息づいている
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来年も冬に熱海へまいります 夏のつらさを忘れるために
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こんにちはプロフ見てねというのならお前の誠意と中身を見せろ
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私だけ見える七色 麓まで尾を振る君とふたり駆け出す
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短歌とはいづれのかたちももたぬまま うまれたばかりの真珠のやうで
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僕たちは言葉を借りて生きている 消費せずにはいられないのに
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君が死ぬ夢を見たんだ ちょうど今日きっかりこれで百一回目
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まどぎわの水の滴る透明な壁越しにみる桜の梢
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午前二時 止まぬことばの流星とダンスを踊り続けていたい
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わかんない愛ってどういうことなのか 悩んでいるなら愛なんじゃない
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等分に切り分けたはずのレモンパイ あなたの帰りを待ち侘びている
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雪降らぬ 街に一輪 六の花 冬に至りし 風に舞い散る
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店先にカボチャ、柚子など居並びて品定めして冬へと至る
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神秘的夜が1番長い日は 夜更よふかしをして星空あお
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柚子ゆず風呂に入る冬至の今日の日は 香りに包まれ心清まる
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帰りみち 窓から眺む 君の街 いづこの灯りか わからぬままに
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弟は兄が負けたら泣き怒る「ゲームだから」と兄は慰め
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冬雲が 大きな手羽先 見えたから 今日のごはんは ポトフにしよう
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年末迫り、onもoffも忙しく、疲れる我が身に、おつかれさま
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何も無い日を皆は楽しめるのはいろんなものを持っているから
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次男の毛布 機関車トーマスはちょっとねえ…嫁御と揃いで二枚買いたり
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年賀状作ろうかなと子供らの 写真見返し時間が溶けた
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青空に寒風すさぶ冬が好き ニット帽にて冬至きょうも歩く
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オムツ替え始めてすでに二年半 替えたオムツは七千枚超
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ケアマネは魔女のつえもちドアあける かたきこころのすみをやさしく
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掃除して 近付いてくる 年末よ 前倒しより お暇出来る
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買う勇気なかったダメージジーンズを猫が爪といで作ってくれた!
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朝焼けのオレンジ遠く尾を引いて 指差す貴女のまつ毛が長い
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北風よけ最強装備を身にまとい 郵便局まで小荷物運ぶ
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