生きるにないと思ったこんなこと 君のマントを羽織るよ見てて
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着ぐるみに愛想笑いをする子供 人は愚かと地をつつく鳩
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震えても飲むのは 冷たい水がいい 雨 本質を見透かして 雨
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君は今 夢の中だけ 逢える人 忘れたいから もう出てくるなよ
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僕はただ 君を好きに なっただけ この無常感 この絶望感
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横になると 君が頭を よぎるから 暗い部屋で ひとり起きてる
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さみしいか 歌を歌ってあげるから 何にも変わらず ただ歌になれ
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「ひるね」だと 名付けて私は 君を待つ 猫アレルギー 治るといいな
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残したのは都心に住む腎臓 骨の小さな幽霊の仕業
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私の無知さ故の純情に 君の生がわずかに震える
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俗っぽい 君の持ち物手に取れば 御守りみたいに撫でる快晴
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ただそこにいつものように立つ木には 木漏れ日求める人が立ち寄る
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雨音が快くある条件として、厳然と屋根の存在。
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真理とは 何処にあるかは 知らないが たぶんそれは 諸行無常
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絶望の その先にある 分かれ道を 進んで知った 更なる絶望
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寝不足か? 心は何故か ハイテンション いつもの眠剤 裏切る今夜
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脱ぎ捨てろ 涙をぬぐう袖はない 透明な風、君を包めよ
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恋愛の愛と言い切れたとしたらまだマシだった 君への執着
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あの人のあの子を選ぶとこさえも好きなんだから笑っちゃうよね
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2学期が終わり残りは3ヶ月そろそろ君に届いてくれよ
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少しずつ校則破るようになり自分を好きになれた気がする
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立ち漕ぎが出来ない少し臆病な君の瞳はビー玉のよう
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短パンに肌着の姿から卵 初期アイコンは如何にうつろう
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きみがいう 超論理的解決法 「愛があるから大丈夫なの」
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オジサンになったあなたも私には 煌きまとうアイドルのまま
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戻りたくないねとぽつり君が言う 夕暮れ迫る観覧車にて
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恩師より退化の早い頭頂部 顔認証のカメラが晒す
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雪の声聴こえるだろうって何なのよでも嬉しくて聴くふりをする
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霜降って固まる芝生踏みゆくと少し落ち着く破壊衝動
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シャワーから湯が出るまでに流す水 嫌いな上司に降ればいいのに
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