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とりあえずDAISOのボウルに入った紅いひらひら金魚は濡れて
34
紫陽花を飾る透明な器は暑さ知らせる夏のプラセボ
29
久々に遠方の孫訪ね来て足取り弾む夕餉の支度
34
「研修で近くに来た」と炎天に訪ね来る
孫
(
こ
)
のありて嬉しき
32
引っ張るとどんどんほつれてく糸が君との関係みたい、そうでしょ
11
梅雨あけたよ 今さっき 教わり急に カラッとした気分なる
16
帰省の夜 食卓で姉と語らふ 失敗談と思ひ出話
26
君抱きしめ 雲突き抜けて 舞い上がる その先にある 大気圏まで
16
今年また 君からの
手紙
(
ふみ
)
届いたよ 僕の夏は 熱く始まる
19
ゆめうつつ口から漏れる小さな「ん」犬駆け寄りて起きる他なし
11
地の文か日記のような淡白なツイート 明るいあの人のもの
4
気休めと言い聞かせてる占いの結果が頭から離れない
12
そこあそこ いろいろイライラ がみがみと どうどう まあまあ ぼちぼち ちゃんちゃん
11
露草を「ほたるぐさ」だと言い張りし童の瞳に螢の光
34
夏休み初日に起こされママと漕ぐ寝ぽけ
眼
(
まなこ
)
をカラス見てをり
25
夏用にと軽きOSに入れ替うる我は汗どめのハチマキ姿で
9
夏祭り 中高生のバチ捌き 光る額の汗清々し
21
病衣からTシャツに戻るその日だけ その人の人生を浮かべる
17
声あげて公園で騒ぐ子供見て羨ましいなと思うか否か
12
大騒ぎしてもいい場所少なくて身体の中にムズムズが溜まる
10
無人島もしも貴方と流れたら大声だして空っぽになろう
8
こんなときあの子だったらすぐ誘う 夏夜なのに思い切れない
6
この怨嗟 誰が仕向けたものでなく己が生んだと思いたい夜
6
うれしかたろう うまれてきたとき うれしかったろう わらったとき うれしかったろう 入学式 、それなのに ごめん。
16
ひとりなら、自由で穏やかに過ごせるの 君といる理由を探してるけど
12
思い出の彼はとてもやさしくて あれがいいの、今の君じゃなく
9
誰も彼も 悪くないのに傷がつく 世の仕組みがもう まっぴらごめん!
7
この歌で ひと晩語りあった人 身体あれど、あの心は今?
4
酔っ払い、ふと聴いた歌に涙する 私の気持ちわかるはずでしょ、誰か。
7
黒ラベルの力を借りずとも君に伝えたいんだ三文字のことば
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