この春に散った桜の花びらがつぎの春まで色をあずかる
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「遊ぼうよ」 気軽な誘いに 走る幼子おさなご 五月の風の 爽やかさに似て
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死にたくない ぼくのねがいを聞きとどけかみさまの指が長針を折る
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ぼくが棲む地下のラボへのスイッチはきみが好きだったシリーズの二巻
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冬枯れの木々に実った雨粒は光を灯して雨を呼ぶ花
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春めいて 水仙の植わる花壇は 植え替えられ 並ぶチューリップ
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縦長のボトルはいつか倒されて、惨事想いつインクのチャージ
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朝帰り夢の中にいたあの子にだけ 渡すの叶わじ電話番号
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花のの天照る風に思い馳せおにぎりからあげたまごだんご
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拗ねてても俺には心を閉ざすなと やや理不尽な 君のメイレイ
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お友達と「いちごスプーン」の話する 楽天にはまだ売ってるようだ
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チビ猫の寝息とともに ゴロゴロ音 心地良くずっと聞いていたいよ
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おじいちゃん 私の髪の毛優しく乾かす もう一度その手のひらで乾かしてほしいよ
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花冷えの 八分咲きにし 桜道 七日延ばした 花見やいかに
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雨降りと下がる気温に引きずられ数え足りない×ばつを数える
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春風に転がる葉見て君が言う 葉っぱが歩いてお散歩してる
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要領は両手もろてを挙げて謝ってすたこら逃げてあとは忘れて
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母ちゃんに今日はお風呂と起きてから何度言ったろ迎え来るまでデイサービス日
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短歌ってどんなんだっけ新聞の歌壇俳壇久々に見る
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ミスをした 皆んなの視線 痛かった 針のむしろは 消えてしまいたい
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時計針 歳取ればなお 早く感じ 小学生の 一年遅かった
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時計針 前に進むと 時間になり 後に進むと 思い出になる
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遅れそう 車渋滞 冷や汗が なぜか時計針 進むの早い
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あの人が「救ってあげる」と夢で言う もういいよ 君の今を生きなよ
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裸眼では 像を結ばぬ 瞳には 一重桜も みな八重桜
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古希祝い 孫もローソク吹き消して どっちが主役? にんまり二人
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て返る弥生 乗り越え 寒いとも なにも言わずに 開花す桜
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思ひ出はいつも季節に寄り添いて春を辿れば桜のありけり
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ここに吐く 声に出さない言の葉は わたしの心の遺言なのです
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タイマーが鳴るまでの恋人でもいいの太ももでキスしてうふふあはは
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