想像の十倍怖かった先生の死に顔は想像の十倍優しい
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闊歩した昭和平成賑やかな街はベッドタウンの令和
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「行い」を「行為」と書いてなんとなく悪いことした気になってみる
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秒針は心臓よりもゆっくりと時を刻んだきみの前では
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みちょぱとかやす子が同い年らしい何やってんだおれは一体
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はじめて不老だけじゃなくて不死の薬もほしいと思った 春の夜
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木苺みたいな未熟ないのち風船みたいに膨らんだ 春の訪れも知らぬのにまだ
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冬の間にどれだけ踏もがクロッカスちゃんと芽を出す花咲かす
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信号のボタンを魔法と信じてたあの日のおれまで否定するなよ
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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吐きそうでせいを感じる今日もまた身体となかよく生きていくんだ
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いたずらな時間を貯金できたならまだ二ヶ月しか生きていません
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紋白も揚羽も飛べば美しくどんな花など取り合わせれば
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曇天にかすみし花の色寒く弥生の月のついたちの月
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海辺にて遠くを見据え船を見る父とは違う道を進みて
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ああ春かもう春かなど繰り言を言わないでよと君に叱られ
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公園の水道からの跳ね上がる水しぶきで濡れ急ぎハンカチ
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両手でも足りないほどの「さよなら」を数えて僕は春を迎える
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若さとは愚かさなどと言うけども弾ける思いはあの頃にだけ
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球根は起きたいだろう尺余の雪積む庭にまた雪が降る
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結露する立てかけられた水面に いのちの光とおりぬける海
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ああ君の爽やかさに影潜む理由ワケ美しさの奥言えぬ悲しさ
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ねこ母に永久保証は無いけれど キミは大切にしてくれるかな
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みつ豆をそろそろ食べたい時節には一緒に食べたい友も欲しくて
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松山のホトトギスなど気にしつつ短歌を作る吟行の道
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水しぶき公園にある噴水の爽やかさに見るかつての我ら
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別れの日いきなりかよと友に言うもう旅立ちの列車出る頃
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丁度よく咲いてる桜愛でたいがその周りには昼の宴で
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この時期の 寒の戻りは あるけれど 雪が降っては 戻りすぎでは
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耳で聞き目で見て分かる魂だ ああこの人は同じ形の
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