あなたへの想いと濡れてく膝を抱き涙と歌を独りこぼした
17
君のこと傷つけてでもほしかった 求めるばかり僕のこの孤悲こい
13
今はまだ出逢ったばかりのひとだけど今宵限りじゃもったいない恋
11
いつまでも この手繋いで 歩きたい そう思ってた メリークリスマス
8
ふるさとの雪のちらつくかぜつめて 届いたりんご赤くほほえむ
12
十二月二十四日の 告白は 渋られ振られ 明日も独り
3
夫婦ふたりから息子3人増えて家族5人なり スタート戻りまた夫婦ふたりになる
8
きらいだと言葉を口に出す前に飲み込むことを生きると呼んだ
6
こうやって よしなしごとを 喋れるの 君ぐらいだよ ありがとうね
9
ちま猫がカルカンがっつきケロケロし 復活したけど家居てよかった
5
「クリスマス」幸せの呪文 誰も言う 浮かれた街に 引き締めの雨
8
M-1の 人は笑いてそして泣く 戦場にある本気の愉快 
7
「好き」以外言えなくなったら終了のルールで始まる恋の時間
7
どれだけの血を流してもかみさまになれない交じり合えない僕ら
2
ひとりの夜愉快に過ごすプレゼント骨伝導ヘッドホン開封
8
コンビニのちいさなケーキ大切に食べつつ想うこの平穏
11
しらなみの いそぢを過ぎておいるを りてはむかふなりけり
3
泡だて器生クリームをぶち撒けて本日二度目スーパー向かう
5
お手製の石の詰まった釜飯の重しをどけてベランダを掃き
5
スーパーでオレンジ色の服を着たジャイアンみたいな人に出会った
3
子に聞かれ話の流れスィート10ダイヤモンドを買うことになり
5
洗剤を買ったらそれで満足しなかなかしない大掃除かな
7
ベツレヘム 希望と平和示す星 輝きますよう 聖なる夜に
24
年明けも近いんだなと暗くない午後四時半の空の明るさ
12
高行くや飛行機雲は夕陽受け送電線の彼方を進む
11
かりかりのジンジャークッキー頬張って ねこにもオヤツ 特別オヤツ
8
卒業を宣言しようと思いつつ ついまた書いてる惰性の年賀状
11
イブなのにあかい手こするマッチ売りの少女のおもかげ街角にゆれ
10
出かけないけれども綺麗に爪ケアし クリスマスふうの髪留め付けて
10
失くしたと思ったベレーが出てきたり 食べたいカレーに会えるも祝福
6