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何気なく頭に置かれた掌の温度が足先まで伝わって
13
微睡みの瞼の中に音のない線香花火遠い星の死
14
十年の刑期を終えて明日こそは ゴールド免許に更新叶う
14
青森の田舎道にて鼠捕り ゴールド喪い十年が過ぎ
10
LL
がぴったりだった肥満体
12
キロ痩せ
M
でもイケる
13
永井荷風、時代のずれにしのびたる その生きようを模範とせんか
12
残照をただ見ておりし憐憫の三億分の一の生命
10
人いきれ抜け出し座る並木道緑と鳥の
囀
(
さえず
)
り
愛
(
いと
)
し
16
朝起きて
夫
(
きみ
)
とわれのどの痛み感ず同時すぎて顔を見合わせる
12
音信を返してくれとも思わない 何も言わない君が便りだ
10
遠くを歩いてる二人の影が「完」に見えた あとは余白
12
行き道の足もと二度見 甲虫みたいな茶色カマキリの鎌
7
美しきガレージありて素晴らしき2台の車
他人
(
ひと
)
様の城
13
ひとり舞ふほかにすべなしもろびとの大縄跳びの埒外なれば
10
今日は無理 あしたもきっと同じこと 我にも君にも時は過ぐのに
13
液晶の薄いガラスが映し出すスウェットの彼はぼくだったかも
10
気ぶせりな客人独り打ち震えこの世の様に困惑しつつ
8
ある事も忘れていたのに要ると言う夫には訊かずに黙って捨てる
21
かなしいとき ねこは おくちをギュッとする ちいさくまるまったりも するのよ
14
ロキソニンまるで効かない激痛に悩まされつつ歯科へ通院/地獄
16
そりゃそうだあんなに素敵な人だもの見る目があった自分偉い/今日の失恋歌②
12
夕食分も昼を食べのめり込む映画 深夜一杯のミルク
5
シングルの母と告げられ「やったー!」と思うが恋人いて轟沈/今日の失恋歌①
13
熊鈴が近づいてくる中山道 すれ違い際の挨拶は「Hello」
9
ヒヨドリの散らす柿の葉ハラハラと色づく実り我が物顔に
23
きどあいらく
(
喜怒哀楽
)
ちま猫ちゃんは「喜」と「楽」かな たまに「哀よりの寂」はあるかも(あまえんぼだから)
14
日中は 季節の歩みがゆっくりで 宇治行きコーデ決められずいる
15
丁寧に 整理されたる 引き出しに 母の笑顔も 畳まれており
13
ひと息に十一月並みと冷える日のスープの味付け迷いに迷う
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孫の手を懐に入れ温めた父の思いが我に繋がる
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