三百三十七那由他短歌三十一文字の組み合わせ総数の組み合わせの箱のなか とっておきだけを 君に贈るよ
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晴れになれ 天気予報に 胸痛め 離れた地域 想いを馳せる
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おお我に酒と揚げ鶏を与えたまえ。夜はコンビニいみじき良けれ。
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東日本あの日お世話になったお礼何かしたくて恩返したくて
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憧れるくらいなら何か自分で作ってみたい(今年の目標♪)
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老いた母置き去りにして吾が逝く楢山節考超える残酷
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母はまだ年相応の脳ですと言った女医には知らない現実
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激震に名ばかりを売る例はまだ増えていくってこったろうな
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震災のがれきに雪が積もってく潰されてまた塗り潰されて
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窓の外 冬風の音 肩を揉む温い君の手 心も解す
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偉そうなことは言えない私だが だけど言わせてワイドショー邪魔!!
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「これが切れたらダメだから」人生と 指のささくれ か細くのびる
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目に映るボタンをすべて押してゆく息子の情熱便座の冷たさ
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すぴすぴと寝息を空音 再三と見る寝床は空 まだ慣れないや
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薄青に淡く佇む太陽のよう白玉な子の頬に触れ
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ちいさくて丸くて白い君の手で掴むひきわり納豆地獄
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君といふ倖せに向け飛べ雀 野辺を渡った紫の風
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すこしだけ凪いだこころで祈ります 凍死する方出ませんように
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ハッピーな終わり方ではないのなら ここからが腕の見せどころだ
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さみしいの村ではいつもさみしさがさみしくないようさみしく集う
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ちま猫は おかあちゃん慕ってついて歩く おこられたって おこられたって>やんちゃ坊主め(苦笑)
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ちょうど手に持っていた味噌汁でそのままピルを飲む 生活
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つねるたび頬の厚みをたしかめる望んだ朝はまだ来ていない
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亡き母の姿浮かびし 捨てられぬ薄桃色の 春袷せかな
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亡き母の姿浮かんで捨てられぬ薄桃色の春袷せかな
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氷雨ふる被災地大きく映されて今後の雪を繰り返し言う
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年の瀬の祭りをしてる境内の出店の灯りの優しい光
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「奢ってくれたら行っても良いよ」驕ってくれてありがとう
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あのひとを好きなあなたを好きでいる不変の痛みはわたしだけのもの
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マトン食べ ドーグを飲んだ。友達に豚肉あげた アフガニスタン
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