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顔しかめ泣き声あげたすぐ後に 揺れる木の葉で赤子ほほえむ
10
雨降りや曇りが続いて恋しいは晴れてて暑く蝉の鳴き声
5
言語野はもらった愛へ降参の
白旗
(
はた
)
の代わりに水をふらせる
3
盆入りが頭の片隅ありつつも 冷やしパインの
入浴剤
(
お湯を
)
選べり
15
昼飯はお前が作れ親は言う実家に
きせい
(
帰省/寄生
)
致し方なし
8
居座った悲しみならば受け入れてジョンと名づけて飼育してみる
8
「ラップはかけずにレンジであたためて」私の一番好きな言葉
5
猫にご飯をあげる時わたし
"
必要な人間
"
だね
7
熊に桃喰われたニュース 私も食べたい
150
個
7
当たり前に君の世界を泳いでる「夜は太刀魚」 私も飼いたい
3
ごめんねの言葉を口に出す代わり 炊き込みご飯と鯖の塩焼き
12
気合いでは治癒しない事ありますよ大人の虫歯は生え変わらない
25
痛い辛い生きてる証拠と言うひとが痛くて辛いで休むと言った
23
虫の音も風情を超えて耳ざわり風も涼しさ通り超すらし
20
今日もまた思いついては書き留める いつかの私へ いつか 誰かへ
10
怒りとも悲しみだとも言いがたくこの感情に誰か名前を
9
財布から這い這いして出るこがね虫慌てて戻す給料日前
9
触れて感じて表して 巡り続けろ
創造力
(
はじめるちから
)
7
疑問は絶えず 答えを探す 過ぎゆく時を歩み続けて
5
窓枠からドッヂボールを覗きこむ
燻
(
くす
)
んだ緑が広がっている
5
終電の人熱れにも倦み飽いてカルフォルニアの空気を想う
5
朽ちる身にせめてと去りは美しく 入水は共にチャイコフスキーと
4
雨音にまぎれて待つ間きれぎれに聴こえて遠く声を待つ虫
9
秋立ちぬ 暦におもねる風の舞う 炎暑薄らぐ 迎え火を焚く
16
帰り来る母を迎へる支度せば 花と桃の香 我をも満たし /お盆
24
両足の間で眠る温もりを湯たんぽにして私も昼寝
8
雨つづき桜のみきの黒怖し とおき地域を祈るしかなし
20
軍国に生きたかつての青年は 「優しく在れ」と我が祖父となり
16
雨靄の盆入り前夜帰路を行く冬さながらのホワイトアウト
19
かねたたき夜雨に叩く たちまちに雨音立てばしばしまた止む
6
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